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【2024年最新版】筑波大学の入試の英語難易度は!?配点や傾向についても解説!

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加藤 夕貴

筑波大学に入学するには英語力が必要?

筑波大学の入試の英語は難しい?

結論からいうと、筑波大学の入試における英語問題の難易度は、学類や試験の種類によって異なります。一般的に、国際的な素養や英語力が求められる学類では、英語の試験の配点比重が高いようです。多くの学類では、個別学力検査で外国語問題が出題されます。配点は学群学類によって違いますが、例えば社会学類や国際総合学類では、個別学力検査の外国語配点が400点、個別学力検査の配点合計が800点と、いわゆる「二次試験」の配点の半分を外国語問題が占めています。とはいえ、基本的に一般入試(前期)では、どの学類も共通テストの外国語が配点に入ります。そのため、「二次試験で外国語は使わないからまったく勉強しなくてもいいや」と考えていると、共通テスト分で差を付けられてしまう可能性があるので注意です。

 また、筑波大学の英語試験は、難易度が普通と感じる生徒から高いと感じる生徒まで様々です。内容としては、難解な文法問題や高度な語彙が出るというよりは、文章の読解力や論理的思考が試される傾向があります。そのため、単に難しい言葉や文法を暗記しまくるだけでは対策としては不十分かもしれません。問題の傾向や内容に関して、向き不向きもあるでしょう。難易度については、実際に過去問や模擬試験を解くことで、自分にとってのレベル感を掴むことをおすすめします!

筑波大学はグローバル!?入学後の様子!

 筑波大学はグローバル化が進んでいる大学ともいえます。実際に筑波大学で生活をしていると、大学内で留学生とすれ違うこともよくあります。また、サークルや研究室によっては、留学生が約半数を占めているなんて場合もあるようです。それもそのはず、なんと筑波大学には、令和6年5月1日時点で2,411名の留学生が在学しています! その他にも、12の海外拠点と385の国際交流協定校を持つ国際的な大学といえます。
 さらに、筑波大学では全学群で1年次必修の英語の授業があります。入学してすぐに全員受験するプレイスメントテスト(TOEIC IPテスト)の点数によってレベル別にクラス分けがされます。なお、このテスト結果は大学の成績には影響しないので安心して受けましょう。あくまで入学時の自分の英語レベルを理解すること、そして自分のレベルに合った授業を受けることを目的としたテストになっています。
 また、筑波大学生は3年次にもう一度、TOEICテストを受験する機会があります! こちらに関してはどれくらい成績に含まれるかどうかは履修する授業や担当する先生によって異なるようです。1年次からどれくらい自分の英語力がアップしたか測定する手段として活用できますね。ぜひ大学在学中に英語が上達するよう、TOEICテストに向けてしっかり勉強しておきましょう

筑波大学の一般入試の英語配点一覧

 来年度入学予定者の募集要項は10月下旬に発表予定だそうです。昨年度(2024年度入学予定者入試)に実施された入学試験の募集要項と、筑波大学の公開している「令和7年度以降の筑波大学入学者選抜の変更について」を参考にまとめました!

学群

学類(分類)

区分

個別学力検査配点—外国語

個別学力検査配点—合計

総合選抜

文系

前期

500

1500

理系Ⅰ

前期

500

1500

理系Ⅱ

前期

500

1500

理系Ⅲ

前期

500

1500

人文・文化学群

人文学類

前期

600

1800

比較文化学類

前期

400

1200

社会・国際学群

社会学類

前期

800

1600

国際総合学類

前期

800

1600

人間学群

教育学類

前期

265

530

心理学類

前期

265

530

障害科学類

前期

265

530

生命環境学群

生物学類

前期

300

900

生物資源学類

前期

300

900

地球学類

前期

300

1100

理工学群

数学類

前期

500

1500

物理学類

前期

500

1500

化学類

前期

500

1500

応用理工学類

前期

500

1500

工学システム学類

前期

500

1500

社会工学類

前期

500

1000

情報学群

情報科学類

前期

400

1600

メディア創成学類

前期

400

800

医学群

医学類

前期

300

1400

看護学類

前期

300

800

医療科学類

前期

200

800

なお、一般入学試験を実施しない又は個別学力検査に「外国語」がない学群・学類に関しては記載していません。入試情報に関しては筑波大学ホームページからさらに詳細な情報を確認できます。受験を考えている学生は必ず出願前にしっかり目を通しておきましょう!

筑波大学の入試の英語の傾向と対策

筑波大学の推薦入試で英語問題が出題される学類は?

筑波大学の学校型推薦入試は、小論文と面接等で構成されています。学類によっては、小論文の中で英語問題が出題される場合もあります。公開されている小論文の評価・採点基準に関して、英語に関する記述がある学類とその内容をまとめました!

学群

学類

小論文

人文・文化学群

比較文化学類

小論文(1)では日本語文を、小論文(2)では英語文を課し、理解力、思考力、表現力を総合的に評価します。

社会・国際学群

国際総合学類

英語の学力に加えて、国際関係及び国際開発の現実的な問題に対する独自の視点と分析力とともに文章表現力等を総合的に評価します。

人間学群

教育学類

教育学類の専門に関連する外国語(英語)を読ませ、外国語(英語)の読解力、論述における論旨の明確性、論理性等を評価します。

心理学類

心理学類の専門に関連する外国語(英語)を読ませ、外国語(英語)の読解力、論述における論旨の明確性、論理性等を評価します。

障害科学類

障害科学類の専門に関連する外国語(英語)を読ませ、外国語(英語)の読解力、論述における論旨の明確性、論理性等を評価します。

生命環境学群

生物学類

生物学の問題に対する理解力、論理的思考力、表現力及び英語の学力を評価します。

生物資源学類

生物資源に関する理解力、論理的思考力、独創性、表現力及び英語力を総合的に評価します。

地球学類

理解力、論理的思考力、表現力、地球学への関心度及び英語力を評価します。

理工学群

応用理工学類

自然科学を基礎とした工学の理解に必要な論理的思考力や表現力を判定するために、数学と英語を中心に評価します。

工学システム学類

工学分野を横断的にとらえ、実践するのに必要な数学、理科、英語の基礎力に基づく論理的思考力、問題解決能力及び論述表現を評価します。

社会工学類

現代社会の課題や動きに関連する設問に論述形式で解答させ、英語力や論理的・数理的な分析力、社会的な事象についての関心の程度、表現能力を評価します。

医学群

医学類

英語(読解力・作文力)、数学、理科(物理学、化学、生物学のうち2科目)の総合的学力を測定するとともに、論理的思考力、表現力を評価します。

看護学類

小論文(1)では和文を、小論文(2)では英文を課し、問題意識、論理的思考力、文章表現力を総合的に評価します。

医療科学類

小論文(1)では英文を、小論文(2)では和文を課し、英語の総合的学力と数学・理科の基礎的学力を評価するとともに、論理的思考力、文章表現力を総合的に評価します。

(引用:筑波大学入試情報サイト「入試日程と募集要項(https://ac.tsukuba.ac.jp/apply/application-guidelines/)」)

 学校型推薦入試で出題される英語文章も、年によってさまざまなジャンルが出題されているようです。また、問題の内容も、英文要約や英文和訳、語彙問題などさまざまです。語彙問題では、単に単語の意味を聞く問題ではなく、文章中でどのような意味として使われているかについて言及する必要がある点が特徴的ですね。ただ単に語彙をたくさん覚えているだけではなく、文章をきちんと読み解く力が求められます。学校型推薦入試は、学類によって出題内容や科目が大きく異なるため、自分の志望する学群・学類の過去問を解いて傾向と内容を掴んでおくことが大切です!
 さらに人間学群心理学類では受験科目として大学入学共通テストが科されています。心理学類の推薦入試では、共通テスト外国語のうち「英語(リスニング含む)」が指定科目となっているため、他言語で受験を考えている方は注意が必要ですね。
 推薦入試の過去問に関しては、筑波大学入試情報サイト「過去問(https://ac.tsukuba.ac.jp/examination/exam_questions/)」でも公開されています!ぜひ参考にしてください。

筑波大学の一般入試(英語)ではどんな問題が出るの?

筑波大学の一般入試の英語問題の概要を紹介します。
試験時間は120分、内容は全学類で共通のものとなっています。問題数は大問3つ、リスニング問題はなく、長文読解2問と自由記述英作文と語句整序問題からなる1問で構成されています。
 長文読解で出題される文章の内容は、科学、文化、歴史、時事問題など幅広いジャンルにわたります。文章中の情報に基づいて正しい選択肢を選ぶ内容問題や、文章の流れや文脈から筆者の意図や主張を推測する推測問題、文法・語彙問題など、出題される問題もさまざまです。
ちなみに、個別学力検査の外国語は、英語以外にもドイツ語、フランス語、中国語を選択可能です。英語は苦手だけど別言語なら得意!という方はそれらの言語を用いた受験を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、一部の学類では、個別学力検査の外国語は「英語」科目に限られている場合があるので注意が必要です!

筑波大学の英語の入試で点を取るポイント!

長文読解

 筑波大学で出題される英語の長文問題は、単語数が多めの長い文章であり、語彙や文法が難解というよりも文章そのものの読解力が試される問題であることが多いようです。問題を解く際は、細かい語彙や文にこだわるのではなく、文章全体の意味や内容を理解することを意識しましょう。一方で、語彙自体はそこまで難しいものが多いわけではないようなので、標準的なレベルの単語帳を利用しての勉強で充分対策が可能だと思われます。また、長文読解で出題される文章の内容はジャンルが幅広いので、できるだけいろんなジャンルの英文を普段から読むことを心掛けましょう。

自由英作文

自由英作文は、基本的に自分の意見を論述する問題です。自由英作文は100語前後での記述を求められるので、必要以上に長い文章を書こうとしたり難しい語彙を使用したりする必要はありません。ただし、自分がどの立場かわかりにくい書き方や、意見とその理由付けが曖昧な文章にならないように注意しましょう。自分の立場を明確に記述したうえで、その裏付けとなるような意見を英語で書けるようにしっかり対策しておきましょう!

     終わりに

     いかがでしたか? 今回は、筑波大学の入試の英語問題についてご紹介しました。つくいえでは、他にも筑波大学を目指す受験生や筑波大生に向けたさまざまなコンテンツを発信しています。ぜひLINEのおともだち登録もよろしくお願いいたします!

    参照:筑波大学入試情報サイト(https://ac.tsukuba.ac.jp/

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