筑波大学VPNサービスに繋がらない・・・。解決方法を徹底解説！

こんにちは！
筑波大生専門アパート情報サイト「つくいえ」編集部です。
今回は筑波大学のVPNサービスについて解説していきます！

そもそもVPNサービスとは、学外から学内専用ページに接続できるサービスのこと。VPNサービスの利用によって、学内Wi-Fiを使用できない自宅や外出先からも学内からの閲覧に制限されたページに接続することが可能になります！

しかし、「VPNに接続できない！」そんな声をよく聞きます・・・。

確かに、「筑波大学　VPN」と検索しても、検索結果一覧からどのサイトを見ればよいのかわかりにくく、戸惑う方も多いことが予想できました。

・筑波大学のVPNサービスに接続する方法を調べてもわからなかった
・いろんな方法でVPN接続ができるけど、どれがいいの？
・VPNサービスを利用するまえにやっておくべきことはある？

そこでこの記事では、このような疑問に応えるべく、筑波大学のVPNサービスついて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください！

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1．筑波大学VPNサービスって？
2．利用対象者
3．筑波大学VPNの接続方法
４．筑波大学VPNサービスの注意点
５．まとめ

1．筑波大学VPNサービスって？

改めて、筑波大学VPNサービスの概要を説明します。

筑波大学情報環境機構学術情報メディアセンターのホームページによりますと、

自宅や外出先などからプロバイダを経由してインターネットへ接続しているときに、大学内における「学内専用」のページなどは参照できません。また、学内のサーバなどにアクセスする時には大学のファイアウォール装置を通過するために利用できないサービスがあります。VPN サービスを利用することにより、自宅等からインターネットを経由した大学内への接続を仮想的に学内からの接続のように見せかけることができます。

とのことです。

つまり、セキュリティ上の問題から自宅や外出先で閲覧できなかった学内専用ページに、どこにいてもアクセスできるシステムがVPNサービスです。

出典：VPN サービス | 筑波大学情報環境機構学術情報メディアセンター (tsukuba.ac.jp)

2．利用対象者

筑波大学VPNサービスは、統一認証IDとパスワードを持つ人ならだれでも利用できます。manabaやTwinsにログインする際のIDとパスワードと同じものです。

もともと学内者のみが閲覧できるページを、学外から閲覧できるように構築されたサービスが筑波大学VPNサービスですので、統一認証IDを持たない学外の方は利用できません。統一認証IDで筑波大関係者であることが証明できれば、セキュリティの壁を突破できるというわけですね！

学群生・大学院生、科目等履修生・研究生、特別聴講学生・特別研究学生、日本語研修生、法曹学修生、教員・職員、研究員、非常勤講師、連携大学院の教授または准教授、非常勤研究員、名誉教授など、いずれの方も統一認証IDさえ持っていれば利用することができます。つまり、非常勤の先生方などのなかで統一認証IDをお持ちでない場合は、筑波大学VPNサービスを利用できないことになります。ご注意ください。

ちなみに、統一認証IDに関しては、学生証や職員証のうらのバーコードに記載されている13桁の数字がこれにあたります。また、パスワードが分からない場合、大学内の図書館で再発行することができます。

3．筑波大学VPNの接続方法

では、筑波大学VPNの接続方法について解説していきます！

ですが、具体的な接続方法については、この章の最後に記載したURLから、大学公式HPを閲覧していただきたいと思います。

その理由としては、

①画像つきで接続方法が解説されていて十分わかりやすい
②接続方法を解説した公式HPは学内者のみの閲覧に制限されていて、詳細な内容をここに載せることは難しい

という2点があります。

しかし、接続方法にはいくつか種類があり、それぞれの長所と短所については公式HPを読んでも少し分かりにくかったので、本記事ではここを解説していきます！

①SoftEther VPN (SSL-VPN)
この方法は、MacOSでは使用不可ですので、Windowsユーザーの方におすすめです。SoftEther VPN Client をダウンロードして設定します。初期設定も煩雑ではないうえに、高速で安定した接続が可能ですので、Windowsユーザーの方はこの方法を選択しましょう。

②L2TP/IPsec
この方法は特にMacOSユーザーの方におすすめですが、Windowsユーザーの方にも利用できます。

SoftEther VPN に比較すると、通信速度や安定性は多少劣りますが、どの機器からも設定が簡単に終了します。MacOS、Windowsはもちろん、スマートフォン（iOS、Android）のOSにも標準で付属しているので、新しくアプリをダウンロードする必要もありません。

ただし、一部のサイトはセキュリティ上の壁を通り抜けられず、閲覧ができないという点に注意してください。

③OpenVPN
この方法は少々設定が煩雑ではありますが、セキュリティ上の壁を通り抜けられず、閲覧ができないサイトがありません。また、上記２つの方法でうまく接続できなかった方におすすめです。

④MS-SSTP
この方法はWindows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows RT に標準で付属しています。ですので設定がとても簡単です。ただ、SoftEther VPNに比較すると通信速度が少々落ちてしまいます。

以上、VPN接続方法の違いについて解説いたしました。

ここまでをまとめると、

Windows→SoftEther VPN
MacOSとスマートフォン→L2TP/IPsec
どちらもうまく接続できない→OpenVPN

のように考えていただければ大丈夫です！

詳しい設定方法は以下の大学公式サイトにて解説されています。しかし、このページは学内からの閲覧に制限されたページです。自宅からはVPNを利用して閲覧しなければならないページということになりますので、まだVPNサービスの初期設定が終了していない方は大学内から学内Wi-Fiを用いてアクセスしてください。
http://campus-vpn.cc.tsukuba.ac.jp/ja/

学外からも閲覧できるページとしては以下のものがあります。統一認証IDとパスワードで閲覧できますので、学内VPNのアクセス権限をお持ちの方であれば誰でもチェックできますよ。

ページ最下部にPDF化されたマニュアルがあり、そこから Windows と MacOS それぞれでの接続方法を確認できます。ただし、こちらは簡易的なもので、スマートフォンでの接続方法やOpenVPNについては詳細な説明がありませんのでご注意ください。
VPN サービス (tsukuba.ac.jp)

４．筑波大学VPNサービスの注意点

ここまでみてきたように、筑波大学VPNサービスはとっても便利なものです。
しかし、いくつか注意点があります。利用前にしっかりと確認しておきましょう！

①同時に利用できるユーザー数の制限
同時に利用できるユーザー数に制限があるため、多くの利用者が一度に接続するとサーバーがダウンする可能性があります。譲り合って利用してください。

もし、同時に多くの利用者が筑波大学VPNサービスに接続しなければならない場合は、筑波大学学術情報メディアセンターへの事前相談が必要です。

②VPNサービスを用いても接続できないページがある
このサービスを利用しても、学外から使えないシステムや閲覧できないページもあります。逆に、このサービスを利用しなくても学外から使えるようになるシステムもあるとのこと。このVPNサービスを用いることで学外からも利用可能となるか、VPNサービスを用いなくても学外から利用できるようになるかについては、各システムの管理者に問い合わせることができます。

VPNサービスを利用する前に、自分の閲覧したいページやシステムが、VPNサービスによって閲覧できるようになるのか、またVPNサービスがなくても閲覧できないのか、確認を取っておくとよさそうですね！

筆者は筑波大の学群生ですが、大学から授業の支援などで雇用されていて、その際の労働時間の登録を行う際にVPNサービスを利用しています。しかし、ほかの場面で必要になったことはないので、もしかしたら一度もVPNサービスを利用せず学生生活を終える筑波大生もいるかもしれません。それほど、学生生活で基盤となるようなシステムのほとんどはVPNサービスを用いなくとも、統一認証IDとパスワードによって、学外からもアクセスできるようになっています。manabaやTwinsがその例ですね。