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【医学系受験生は必見!】筑波大医学群の強みや魅力を徹底解説!

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加藤 夕貴

こんにちは!

筑波大生専門アパート情報サイト「つくいえ」編集部です。
今回の記事では、筑波大学の「医学群」の強みについて解説していきます!

・医学部に進学したいけれど、どこの大学がいいのだろう?
・筑波大学の医学群に設置されている3つの学類について知りたい!
・筑波大学の医学群の魅力や強みって?

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

本記事にて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みくださいね!

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1.筑波大学医学群って?

筑波大学の医学群には3つの学類が設置されています。

「医学類」、「看護学類」、「医療科学類」で構成され、いずれも医療者や医学研究者を育成する目的で教育活動を行っています。

「医学類」がいわゆる「医学科」、「看護学類」がいわゆる「看護学科」に値し、「医療科学類」では卒業時に臨床検査技師の国家試験受験資格を得ることができます。また、看護学類では看護師免許に加え、保健師免許や養護教諭一種免許の取得を目指すこともできます。

2筑波大学で医学を学ぶことの魅力

他大学にはない、筑波大学で医学を学ぶことの強みにはどういったものがあるでしょうか。

それは「総合大学」であるという点。筑波大学は「真の総合大学」を掲げ、学際的な学びをサポートしています。大学によっては他学部の授業を履修する際には申請書が必要な場合もありますが、筑波大学はむしろ他学群の授業の履修を推奨しています。

看護学類生や医療科学類生が心理学や生命倫理学などに関する他学類の授業に出席している様子はよく見られます。テスト勉強や実習などで忙しい医学類生でも、意欲のある学生ですと、関心のある他学類の授業を履修している方もいらっしゃいます!

そして、研究活動でも複数分野の協働が見られます。

例えば、医学群×筑波大学他学群のコラボレーションとして

・人文系との学際領域として「医療人類学」
・教育系との学際領域として「院内学級支援」
・工学系との学際領域として「医用工学」
・情報系との学際領域として「医療データ分析」
・生命環境系との学際領域として「遺伝子分析」
・体育学系との学際領域として「スポーツ医学」

などがあげられます。

実際、スポーツドクターを目指している方で筑波大学の医学群医学類に進学するという方も多いです。筑波大学の体育専門学群にはオリンピックに出場するような学生も在籍しているため、筑波大学の医学領域の教授陣や学生たちが医学知識をもってして、彼らの健康や運動能力向上のサポートをしていることもあります。東京2020オリンピックでも、日本代表チームの医療スタッフとして筑波大学医学領域が携わっていました!

ここで、筑波大学医学群にて複数分野とともに進めている研究活動の具体例を2つ提示しましょう。

まず、筑波大学には「精神科多職種連携治療・ケアを担う人材養成プログラム」というものがあります。精神科においては、医師、看護師、保健師、心理士、作業療法士、社会福祉士のようなソーシャルワーカーなど、さまざまな専門職が協力し、患者さんの治療やケアにあたり、社会復帰をサポートしていく必要があります。そうした多業種連携を進めるため、発足したのがこのプログラム。人間科学分野でも著名である筑波大学には心理士やソーシャルワーカーを目指す学生も多く在籍していますが、このプログラムのように医学系の学生と人間科学系の学生が出会える学習の場も設計されているので、学際的な学びに関心のある学生にとって適した環境でしょう!

そして大学院には「ニューロサイエンス学位プログラム」が存在し、筑波大学医学系・筑波大学人間系・国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)・つくば市にある産総研など、複数の領域の研究者がともに脳科学研究を行っています。学部数の多い総合大学であることで、このような異なる領域との協力が可能になっているのです。(IIISの柳沢正史機構長はよくTVにも出演されていて、ノーベル賞候補としても有名な筑波大医学系教授です!)

このように、筑波大学で医学を学ぶことで、医学知識と臨床技術を身につけられるだけではなく、患者さんの置かれている社会的状況やこころの状態などにも想いを馳せられる、そんな医療人を目指せると考えられます。それは、筑波大学の掲げる「真の総合大学」像が背景にあるのです。

3.医学群医学類の強み

ここでは、医学類の強みについて見ていきましょう!

①独自のカリキュラムで広がる、医師としてのキャリア

筑波大学医学類の1〜3年次にかけての授業では、問題解決型テュートリアル(PBL: Problem Based Learning)という型式が採用されています。これは、少人数グループでの討論や自己学習を行うもの。

3年生までは生命科学やヒトの構造と機能など、医師を目指すうえでの基礎的な知識を学びますが、ただの暗記するだけに終わらないよう、PBLによって学生たちは医学類の仲間たちと協力して問題を分析し、解決する能力を養っているのです。

また、臨床技能の基礎を学ぶための「スキルスラボ」が設置されるなど、1年次から医療面接や診察法、コミュニケーション技法などを実践的に学べる環境が整っています。

4〜5年次には、医療チームの一員としての長期間の臨床実習(診療参加型臨床実習)を通じて、実践的な技能を身につけます。筑波大学附属病院での実習はもちろん、5年次には地域の病院や診療所での実習経験を積む機会もあります。そして6年次には、病院やクリニックに留まらず、緩和ケア、 救急、行政、海外の病院、研究室など、さまざまな医療施設での実習も可能です。学生の興味のある分野を選択できる実習の存在は、医師としての多様なキャリアを選択できる環境が整備されていると言えるでしょう。

また、1〜6年次にかけて、医師に求められる臨床能力を、医療倫理やチーム医療、ヘルスプロモーション、医師と患者の関係など、さまざまなテーマで学ぶ「医療概論」が設置されています。具体的には、外来患者の付き添い実習や在宅ケア、地域での健康教育など、体験型プログラムもあり、臨床医としてのスキルアップが目指せます!

②医学研究者の育成

「臨床より医学研究者を目指したい!」そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。筑波大学では医学研究者育成にも力をいれています。そもそも筑波大学は研究学園都市に存在する研究型大学。医学研究に取り組むことのできる環境が整っていて、放課後や長期休暇を活用して、学生が興味のある分野の研究室で最先端の医学研究に取り組むことができます。また5〜6年次には、医学研究者養成コース「新医学専攻」を選択すれば、学生時代から医学研究者としての道を歩みはじめることも可能です。

③高い研究力

先述したように、筑波大学医学類では医学研究者の育成に力を入れています。特に、睡眠研究など脳科学領域、バイオテクノロジーやゲノム研究、再生医療に関する研究は世界的にも高い評価を受けていて、学生時代からこれらの研究に関わる経験は大変貴重なものです。

また、筑波大学附属病院との連携により、臨床に関する研究も活発に行われています。学生がハイレベルな基礎研究と臨床研究の両方に触れることができる環境が整っていると言えるでしょう。

④多様な進路

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次の文章はこちらに記述してください。

筑波大学医学類の卒業生は、学士(医学)の学位と医師国家試験の受験資格を得て、国家試験に臨みます。筑波大学の医師国家試験合格率は全国でもトップクラスであり、開学以来一貫して高い評価を受けているとのことです。合格後は、筑波大学附属病院や全国の研修病院で研修を受け、臨床医としての道を歩む方が多いです。このうち筑波大学附属病院では、臨床研修の必修化以前から充実した研修プログラムが提供されていて、現在では全国でも有数の研修医が集まる施設となっています。

また、基礎医学や臨床医学、社会医学などの最先端の医学研究を目指す卒業生も多く、彼らは大学院進学を通じて専門知識と高度な研究技術を習得します。筑波大学大学院では、広範な研究領域での研究が可能で、医学の進歩をリードする研究が国際的にも高く評価されています。

さらに、医療・保健・福祉に携わる行政官として、厚生労働省や都道府県の保健福祉部、WHOなどの国際機関で活躍する卒業生も増えています。また、筑波大学医学群の教員として後進の指導に当たるなど教育者になる卒業生も多いです。筑波大出身者は国内外の大学で教育者としても評価されています。

このように筑波大学の医学類では臨床医だけでなく、さまざまな進路をサポートする体制が整っています!

4.医学群看護学類の強み

次に、看護学類の強みを見ていきましょう!

看護学類の強みとしては、看護師だけでなく、保健師、養護教諭と、3つの資格から学生の関心に合わせて選択できる点にあります。また、研究型大学として看護学の研究者育成にも尽くしています。

ちなみに、過去二年間の公開されているデータによると、看護師と保健師免許の国家試験合格率はなんと100%です!!(養護教諭は所定の単位を得ることで免許が与えられるため、免許を得るための国家試験はそもそも存在しません。)この高い合格率も筑波大看護学類の強みと言えるでしょう。

①看護師

附属病院などでの臨床実習はもちろん、OSCE(臨床実技試験)や、福祉・医学・医療といった他分野の学生とともにチーム医療を学ぶケア・コロキウムといった先進的な教育プログラムも導入されています。これも総合大学ならではの魅力と言えるでしょう。

②保健師・養護教諭

選択制で保健師や養護教諭の資格取得も可能となっています。保健師として地域住民の健康を支えたり、養護教諭として学校での保健教育を担当したり、看護学類での学びをさまざまな専門分野で活かすことのできる環境が整っています。また、心理士や小中高の教員、社会福祉士を目指せる学類もある筑波大学は、保健師や養護教諭を志す方に適していると考えられます。

養護教諭は出身校などに加えて筑波大学附属学校でも実習が可能で、高いレベルの実習に参加できること間違いなしです。もちろん、保健師でも筑波大学附属病院や地域の関連施設などでハイレベルな実習があります。

③看護学研究者への道

大学院に進学することによって、高度看護専門職や看護学の研究者・教育者としてのキャリアも目指せます。看護学類では、臨床だけでなく、ハイレベルな看護学の研究を行う人材育成にも力を入れているのです。研究型大学ゆえの強みだと言えるでしょう。

それぞれの資格を活用して、筑波大卒業後は医療機関や公的機関、学校などで働く方が多数ですが、近年では大学院進学者も増えてきました。令和3年度には学類84人中15人が進学を選んでいます。「看護学科を卒業したら必ず看護師」というイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、筑波大の看護学類では多様な進路を選択することができるのです。

5.医療科学類の強み

医学類と看護学類に比較して、学べる内容や強みがやや分かりにくいのが医療科学類。「医療科学」ってなんだろう、どんな資格が取れるのだろう、そんな疑問が浮かんできますよね。

まず医療科学類の強みを端的に言えば、選べる二つの専攻の存在と、臨床検査技師国家試験受験資格を取得できる点があります。

さきに医療科学類のカリキュラムを概説しておくと、2年次までは人体の構造と機能、疾病の成り立ち、保健医療福祉、医学検査学、臨床病態学、医用工学など医療にまつわるさまざまな基礎知識を学びます。その後、3年次からは医療科学専攻と国際医療科学専攻に分かれます。また、医学類・看護学類と異なり、卒業研究が必修となっています。

以下、詳しく解説していきます!

①医療科学専攻

医療科学主専攻では、病態検査、画像検査、生理機能検査、臨床実習、卒業研究などを通して、臨床検査に不可欠な理論と実際を学びます。学生は臨床検査技師としての実践的なスキルを身につけながら、必修の卒業研究を通して高度な医療科学研究に従事できる基礎力を伸ばすこともできるのです。

②国際医療科学専攻

国際医療科学主専攻では、医療科学領域のグローバルな課題に取り組むための専門英語コミュニケーション能力と研究実践力を重点的に習得できる専攻です。医学検査学、医療科学を学びつつ、学生は医科学専門語学や必修の卒業研究を通して、国際的な視点から医療問題に対処する能力を養います。

③臨床検査技師国家試験受験資格とひろがる卒業後の進路

医療科学類の卒業生は、臨床検査技師としての国家試験受験資格を得ることができます。特に、医療科学専攻では卒業に必要な単位を取り切れば卒業時に受験資格を得ることができますし、国際医療科学専攻でも希望すれば必要な授業の履修によって受験資格を得ることができます。

これにより、医療科学類の卒業生は国家試験に合格したのち、病院や検査センターなどで臨床検査技師としてのキャリアを築く方が多いです。しかし、約6割の学生は大学院に進学しています。筑波大学のフロンティア医科学学位プログラム(医療科学類の修士課程)では、健康な社会の実現のため高度な研究が行われています。

さらに、医療科学専攻の学生は、卒業後に細胞検査士養成所に進学し、所定の教育と試験を経て細胞診の専門家となることもできます。ほかには、超音波検査士や健康食品管理士、日本糖尿病療養指導士、治験コーディネーターなど、臨床検査技師資格を活かした専門職を目指す方もいます。

対して、国際医療科学専攻の卒業生は、高い語学力とグローバルな視点から医療に貢献できるスキルを持ち、国内外の医療分野で活躍される方が多いです。

医学類は「医師」、看護学類は「看護師・保健師・養護教諭」のように、一言でまとめることができると思います。これにならえば、医療科学類は「臨床検査技師」となるでしょう。しかし、医療科学類で学べる内容は医学検査に留まらず、多岐にわたります。医療とほかの分野、医療とわたしたちの生活を繋ぐような学びがあり、学生は卒業研究を通してこれを実現させます。ここに、「臨床検査学類」ではなく「医療科学類」と呼ばれる理由があるのでしょう。

実際、卒業生は医療現場だけでなく、製薬会社や食品会社、化学関連などさまざまな企業でも活躍しています。実は普段口にしている食品が、医療科学類卒業生が企業の研究者として開発したものかもしれませんね!

このように、「医療科学」は「臨床検査学」にとどまらない非常に学際的な分野です。「医療科学」の名のつく大学はほかにもありますが、その多くが取得を目指す資格ごとに学部がわかれる実学的なもので、筑波大の医療科学類で行われているような、臨床技術の習得に加えて学際的で高度な研究も行う「医療科学」とは別物のようです。「医療科学」という分野の存在自体が、筑波大に特有で強みだとも言えるでしょう。

6.まとめ

この記事はいかがでしたでしょうか。

医学系専門大学ではない総合大学で、かつ研究にも強く、附属病院での実践的でハイレベルな実習を経験できる筑波大学の医学群。

医学を志す皆さんのなかには、医学単科大学のほうが専門性を高められるとお考えの方もいらっしゃるのかもしれません。しかしながら、現代の医療人には非常に多くのことが求められます。理系的・医学的な勉強をするのみではなく、さまざまな能力と知識をもってこそよい医療人になれるはずです。附属病院で医療技術を高められるのはもちろん、さまざまな分野の学生と学びあえる総合大学であり、最新の医学研究が常にそばにある筑波大学で医学を学ぶことは、よい医療人になる近道だと言えるでしょう。

本記事によって、筑波大学医学群の強みや魅力が伝われば幸いです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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