廃品回収なのに数万円の請求!?
筑波大生要注意!な悪質な廃品回収業者
住宅密集地ではよく「テレビ、エアコン、CDラジカセ、…その他ご不要な電化製品がございましたら無料にて引き取ります」というアナウンスをスピーカーから流す軽トラックを見かけます。
引越しの時期や家電の買い替えを検討している時には「自分でどこかに持って行くのは面倒だから頼んでみようか」と考えてしまいがちですが、絶対に無料回収業者に電化製品を渡してはいけません。
環境省のHPにも記載されているのですが、まず無料なのは「回収のみ」というトラブルが発生する可能性が非常に高いということです。
筆者の後輩も騙されていましたが、声をかけてきた人の家に上がって家電をトラックに積み込めば屋内からトラックへの「移動料」、処分場への「運搬料」、処分場での「処分料」というように細かく料金付けがされており、結局「2万円」等料金を請求されます。
トラックに積んでから請求されるため、「じゃあ引き取ってもらうのを止めます」と言ったところで「移動料」は既に発生しており、一人で運ぶことができる家電ならまだしも大型家電となると再度家の中に戻す「移動料」を追加で請求されてしまいます。学生にとって数万円は痛いもの。声をかけるのは絶対に止めましょう。
他の大きな理由に、きちんとリサイクルされているかわからず、環境問題の一因となっている可能性が高いというものがあります。
回収された家電はそのままアジア各国やその他先進国に売られていくことが多いのですが、潰され解体されて海外で中の部品のみを使用する場合も多々あります。家電は大抵有害物質を含みますので、その物質が垂れ流しになり、土壌汚染や水質汚染、更に解体する人の健康状態に影響を及ぼします。
日本では家電4品目(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)やPCはメーカーが引き取ってリサイクルする家電リサイクル法が定められていますので、不要になった家電はメーカーに引き取ってもらう、或いはリサイクルショップに売って正しく処分しましょう。
コメント