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【受験生向け】芸術専門学群の全て|入試情報・受験対策を完全網羅

つくいえ編集部

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1.芸術専門学群の基本情報

芸術専門学群は筑波大学の芸術を専門とした学群であり、学類はありません。

 

芸術専門学群は芸術に特化した珍しい学群で、14領域の多彩な芸術の専門教育を受けることができます。

ここで、大学HPにある生物資源学類の説明を抜粋します。

 

芸術専門学群

芸術専門学群は,毎年2月に茨城県つくば美術館でその年度の卒業生全員による卒業制作展を開催します。広い視野と確かな基礎学力を持ち,柔軟な発想力と表現力を備えた美術・デザインに関する専門家の育成という本学群の教育目標は,それぞれの学生の4年間の学習成果となって卒業制作展に結実します。

本学群では卒業研究として,美術史・芸術支援領域には論文を,その他の領域には作品と論文を課しており,その成果は更に14の領域に分けられるという多種多彩な様相を呈しています。優秀作品等は筑波大学芸術賞や茗渓会賞として顕彰され,一部が大学に収蔵されます。卒業生は,美術・デザイン界で活躍する多くの同窓と同様に世界に向けて飛躍することが期待されます。

 

芸術専門学群では、3年生から主専攻にわかれてより専門的な内容を学ぶことができます。

芸術学専攻

 

・美術史領域

古代から現代にいたるさまざまな時代や地域の芸術に関して学び、「芸術とはなにか」という根本的な問題をはじめとする、多種多様な問題を実証的に解き明かす専門的な能力をつちかうことができます。

 

・芸術支援領域

人間の感性を豊かにし、社会に潤いを与える芸術の力を支えるための環境形成、支援・応用にとりくむ「芸術による社会貢献者」の育成を目指して、芸術教育の研究を基礎に、芸術支援活動の理論と方法を専門に学ぶことができます。

 

美術専攻

 

・洋画領域

「素描実習」、素描から専門的な油絵技法への移行を行う「油絵基礎実習」、古典から現代への技法を演習して技法と素材についての基本的理解を得る「洋画技法演習」、人体などのモチーフを用いて自己の表現を追及する「油絵実習I, II」などの授業から、作家としてのスキルを学ぶことができます。

 

・日本画領域

専門家となるための日本画制作技術や材料の研究、古典への理解を深め、基礎的知識を修得し、さらに豊かな感性と、高い創造性に基づいた自己表現力を養い、将来社会において多岐にわたって貢献できうる専門知識と技術を学ぶことができます。

 

・彫塑領域

立体造形として芸術の根本的で重要な一領域である彫塑に関する理論、演習、実習を通して専門的な教育を受けることができます。また、その内容は塑造と彫刻に大別されるが、それぞれ専門の教員によって基礎から専門にいたる内容豊かな教育を受けることができます。

 

・書領域

全国の芸術系大学・学部の中で唯一といってよい書の専門教育の組織であり、書家や書の研究者として将来自立できる人材の養成を目的とした教育を受けることができます。歴代の名筆を直接制作の糧とする書の特質上、実技においても理論的な知識の習得は不可欠であり、逆に、実技を通して培った鑑賞力は、理論的な研究の進展に寄与することができます。

 

・版画領域

版画の基礎的知識と技術を実際の制作を通して修得し、豊かな感性と高い創造性を伴った表現力で、専門家として将来社会において多岐に渡って貢献できる人材の育成を目的とした教育を受けることができます。

 

構成専攻

 

・構成領域

広く造形に共通した基礎的で重要な問題について理論及び実技を通して専門的に学ぶことができます。「形体」の他にも、各種造形の共通的・基礎的重要課題は「色彩」「テクスチュア」「コンポジション」「発想法」「美的センスの洗練」「機器・材料による造形的可能性の探求」等種々あり、どれにおいても専門的に学ぶことができます。

 

・総合造形領域

その視点を現代に据え、「社会の鏡」とも言われる芸術を通して、時代に対応できる眼を養うことをねらいとし、特に20世紀の芸術を主題に取り上げ、その理論と実制作を通して芸術と社会との関わりを学ぶことができます。

 

・工芸領域

工芸領域は、木工・ガラス・陶磁の3分野からなり、ここでは、それぞれの素材に関する演習、実習を通じて、専門的な知識、技術、造形力の修得と、ものづくりの伝統に対する理解力を学ぶことができます。

 

デザイン専攻

 

・ビジュアルデザイン領域

ビジュアルデザインとは視覚に訴えて内容を美しく効果的に伝えようとするデザインの一分野であり、イラストレーション、タイポグラフィ、印刷・編集デザイン、写真、デジタルグラフィックス、広告デザイン、パッケージデザイン、企業や団体のデザインシステム、サイン計画、色彩計画、ブックデザイン、絵本等について学ぶことができます。

 

・情報・プロダクトデザイン領域

人間によって造られる道具や機器、設備等の「モノ」と人間との「関わりのありかた」を対象とするデザインの概念や科学を基礎理論として学び、プロダクトデザイナーとして必要な専門的技術を実習や演習を通して取得することができます。

 

・環境デザイン領域

幅広い視点から私たちの「環境」をデザイン・研究し、人間は環境の「産物」であり、また環境も人間の「産物」であるという相互依存的な人間と環境との関係を明らかにし、それに応じた環境の「設計」と「計画」について学ぶことができます。

 

・建築デザイン領域

主に建築のデザイン(企画、計画、設計など)の仕事に携わる人の養成を主目標とし、これまでの建築教育への反省から単なる知識・技法の習得だけではなく、造られる居住空間の存在理由を問い続け対象を見ることも学ぶことができます。

 

2.芸術専門学群には何人が入学できるの?

実際に、毎年「芸術専門学群」には何人の受験生が入学するのか。それは100名程度となります。入試形態ごとの入学人数を以下に記載します。

 

【入学者数内訳】

入試形態

人数

AC入試

推薦入試

40

前期入試

50

後期入試

5

 

その他、「国際バカロレア入試」「私費外国人留学生入試」「留学生特別プログラム入試」「帰国生徒入学入試」などの入試形態もあります。こちらは、年によって0~2名の入学者です。入学する学生がいない年もあります。

 

3.芸術専門学群に入ると取得できる資格や就職先は?

芸術専門学群に入学すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

取得できる資格は?

取得できる資格は、以下の通りです。

 

■ 学校教員免許状

 

・中学一種美術

 

・高等学校一種美術

 

・高等学校一種工芸

 

・高等学校一種書道

 

■ 博物館学芸員資格

 

もちろん、上記の資格取得には、芸術専門学群で行われている”特定の授業”を履修し、単位を取得する必要があります。「どの授業を取るべきか」については、入学後に芸術専門学群の学生支援室に相談してみるとよいでしょう。

 

(参考URL) 芸術専門学群 学生支援室

https://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/school/

 

4.芸術専門学群の入試対策編:入試科目と配点を知ろう!

先の章で、芸術専門学群の主な入試形態を記載しました。本章では、入試形態ごとの入試科目と配点について記載致します。

 

AC入試

2020年度入試までは5人の枠がありましたが、2021年度入試から廃止されます。

 

推薦入試

 

➀ 実技検査

② 面接:30分程度

 

配点の表記はありません。「実技検査」「面接」の結果を受けて、総合的に合格者を判断することとなります。

 

一般前期入試

一般前期入試の入試科目・配点は以下の通りです。

 

➀ センター試験

国語、地歴公民、数学、理科、外国語の5教科5~6科目の受験が必要。

 

・国語:200点

 

・地歴公民:100点

 ※世A、世B、日A、日B、地理A、地理B、現社、倫理、政経、倫理・政経から1つ選択。

 

・数学:100点

 ※数Ⅰ、数Ⅰ・A、数Ⅱ、数Ⅱ・B、簿、情報から1つ選択。

 

・理科:100点

 ※物基、化基、生基、地基から2つ、もしくは、物理、化学、生物、地学から1つ選択。

 

・外国語:200点

 ※英語(リスニング含む)、独、仏、中、韓から1つ選択。

 

合計で700点満点で、算出。

 

② 個別試験(二次試験)

2020年度入試までは700点満点の実技を1つ選択でしたが、2021年度入試から200点+500点の2つの実技を選択に変更になりました。

実技検査では、芸術に関する基礎的表現力、適正、感性、主体性等について評価します。

 

・午前:200点(2時間)

 ※論述、鉛筆デッサンから1つ事前に選択。

 

・午後:500点(4時間)

 ※論述、デッサン(木炭又は鉛筆)、平面構成、立体造形、書から1つ事前に選択。

 

合計で700点満点で、算出。

 

 一般後期試験

 

➀センター試験

国語、地歴公民・数学・理科、外国語の3教科3~4科目の受験が必要。

 

・国語:200点

 

・地歴公民、数学、理科から1つ:100点

 ※世A、世B、日A、日B、地理A、地理B、現社、倫理、政経、倫理・政経から1つ選択。

 ※数Ⅰ、数Ⅰ・A、数Ⅱ、数Ⅱ・B、簿、情報から1つ選択。

 ※物基、化基、生基、地基から2つ、もしくは、物理、化学、生物、地学から1つ選択。

 

・外国語:200点

 ※英語(リスニング含む)、独、仏、中、韓から1つ選択。

 

合計で500点満点で、算出。

 

②個別試験(2次試験)

2020年度入試までは前期と同様に実技検査を実施していましたが、2021年度入試からは面接・口述試験のみの実施となりました。

 

・面接・口述試験:100点

 ※芸術を志向する動機、適正、主体性、社会的適応力等について総合的に評価する。

 

【一般(前期・後期)入試_配点まとめ】

 

【前期】

試験の区分

国語

地歴

公民

数学

理科

外国語

実技検査

配点合計

センター試験

200

100

100

100

200

×

700

個別学力検査

×

×

×

×

×

700

700

計 

200

100

100

100

200

700

1400

【後期】

試験の区分

国語

地歴

公民

数学

理科

外国語

面接

配点合計

センター試験

200

100

×

×

200

×

500

200

×

100

×

200

×

500

200

×

×

100

200

×

500

個別学力検査

×

×

×

×

×

100

100

200

100

×

×

200

100

600

200

×

100

×

200

100

600

200

×

×

100

200

100

600

 

入試に関する詳しい情報はこちらからご確認下さい。

https://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/school/admission/

 

5.芸術専門学群の一般入試(前期・後期)合格ライン

 ~最高点・最低点・平均点はどれくらい?~

2018年-2020年の過去3年間の合格者の最高点・平均点・最低点を記載します。

下記の表を確認頂いた上で、要点を解説します。

 

【前期】※1400点満点

年度

最高点

平均点

最低点

2018

1230

1085.1

981

2019

1240

1130.7

1001

2020

1311

1088.2

981

 

体育専門学群と同様に2次試験が実技検査ですので、センター試験は確実に点数をとっておく必要があります。学力検査とは異なり評価基準がはっきりとはわからない分、センター試験では7∼8割とっておくことが重要になってきます。とはいえ、7∼8割とれなければ合格しないということではないので、実技検査の対策も大事です。

 

【後期】※1200点満点

年度

最高点

平均点

最低点

2018

1136

961.2

839

2019

1108

972.8

889

2020

1099

972.9

886

 

2020年度入試までとは異なり、センター試験500点+面接・口述試験100点の計600点満点となります。よって前年度までの得点はあまり参考にならないと思います。

 

配点の8割以上がセンター試験なので、センター試験の得点が非常に重要になってきます。

 

6.芸術専門学群の入試対策編:センター試験のオススメ勉強法は?

センター試験科目は前期試験で5~6科目、後期試験で3~4科目必要になります。国語と英語が200点と他の科目に比べて配点が大きくなっているので、この2科目は重点的に勉強する必要があります。

 

今回は、筑波大芸術専門学群の先輩方が書いてくれた「合格体験記」を参考に、オススメの勉強方法を抜粋します。

 

・高校の授業やテキストを大事にする

 

受験生になる前からコツコツやっておくことはもちろん大切です。受験生になっても美術専門の塾に通い、センター試験対策は高校の授業と参考書で勉強する人も少なくありません。学力試験はセンター試験のみなので、広く浅く確実にセンター試験で点数をとれる勉強の仕方に絞って対策するべきです。

 

・過去問と問題集をやりまくる

 

配点の高い国語と英語は特に数をこなして時間配分やセンター試験ならではの出題形式に慣れておくことが大事です。芸術専門学群は学力試験がセンター試験のみなので、センター試験の対策のみをすれば大丈夫です。傾向や出題形式を分析して確実に点数をとれるように対策しましょう。

 

これを行う芸術専門学群の先輩方は多いようです。

 

以下、先輩方のオススメ勉強方法を抜粋します。

芸術専門学群2019年入学_Yさん

センターの勉強は12月の推薦の発表が終わってからで十分です。

発表までは気が気でないので、勉強も無理にしなくていいです。推薦までも勿論最低限の課題だけこなして実技に集中してください。一般勢も透明水彩の扱いに慣れておいた方が無難です。大学入学初っ端から透明水彩で着彩する授業が組まれていますので。私の母校は普通科だったので、家でゴロゴロしてても学校で用意してもらったセンター対策を真面目にこなしていれば本番には8割強取れるようになりました。が、8割強でも不安だと思うので、やっぱり人生最後のセンターだと思ってお家でも勉強してください。

私はもっと真面目に勉強しておけばよかったと後悔しています….。

芸術専門学群2019年入学_Sさん

受験生になるまでは学校の授業とテストのみです。予習復習はやったほうがいいと思います。センター試験の対策自体は、秋が過ぎてからでもいいと思います。その前にしっかりと基礎を固めて、論述できるようになったほうがいいと思います。センター試験の形式に慣れてしまい変な攻略方法で解くようにならないためにも、まずは思考回路の確立からはじめます。

夏休みのウエイトとして、午前中は学校の学祭に向けての練習、それがない日は実技をやっていました。半々です。毎週土曜日には、書道教室に通っていました。先生の善意で午後もやらせていただいていたので、土曜日は実技の日と決めていました。その他の午後は、主に学校か塾にこもって勉強していました。たまに気分転換にカフェやスタバで勉強していました。夏休みが終わったら、演習の連続でそれが受験勉強になっていました。なので、家では少しの復習と、実技対策をしていました。冬休みは、センター試験に向けての勉強一本に絞り、朝9時から夜9時まで毎日勉強していました。だいたいセンター試験の過去問を、時間を計って解き、じっくりと復習して、弱いところの範囲を勉強しての繰り返しをしていました。10年分はやりました。鬱になるかと思いました。もう二度としたくないです。やっぱり、高校生活の積み重ねは大きいと思いました。

 

7.芸術専門学群の入試対策編:実技検査のオススメ勉強法は?

芸術専門学群の実技検査には以下の科目があります。

・論述

・鉛筆デッサン

・デッサン(木炭又は鉛筆)

・平面構成

・立体造形

・書

それぞれで内容も用意するものも異なるので、詳細は募集要項を確認してください。

 

以下、先輩方のオススメ勉強方法を抜粋します。

芸術専門学群2019年度入学_N.Hさん(デザイン専攻)

デッサンは筑波大学の場合パターンがあるし、とにかく描けば上手くなる。

論述に関しては、図書館にある「新建築」という雑誌を全て熟読した。

芸術専門学群2019年度_Fさん(構成専攻)

オープンキャンパスに行ったのは本当に正解だったと思います。オープンキャンパスでは前年度の入試で使われた紙とモチーフを実際に見ることができます。デッサンのイラストボードは、紙の種類が書かれたパッケージもありますので写真を撮るなどして控えておき、なるべく早く注文してください。

デッサンはずっとB3サイズで練習していて、試験が近づいてきたら本番と同じB4に切り替えました。上手い人のデッサンを模写するのも表現が広がって良かったです。高3の夏休みが終わってからはデッサンと平面構成を交互に練習し、B4でデッサンするようになってからはデッサンが早く終わるので毎回両方とも描いていました。また、本番持っていった鉛筆は6H〜6B、9Bを4本ずつで、取るとき手間取らないよう最初に順番に並べてから使っていました。イーゼルがないため左手は紙を持つことになるので、道具を取りやすいように机の上の配置を工夫するのは大事だと思います。削る作業はちゃんと前の日にはしておいた方がいいです。当たり前のことですがデッサンは様々なものを練習しておき、本番で全く予想できないものが出ても慌てず尻込みせず堂々とやりきってください。

コラージュは、前期が終わるまで一度もやったことがなく、前期が終わってからほぼ毎日練習しました。時間がないときは紙のサイズを半分にしたりして、少しでもコラージュに慣れるようにしました。材料はブックオフで動物や自然の写真がたくさん載っている雑誌を買ったり家にあるいらない雑誌を使ったり、折り紙やトレーシングペーパーを使ったりしました。英字新聞もよく出題されているので手に入れた方がいいと思います。エスキースについてですが、私の場合、大体の構図を決めたら細かいところは切り貼りしながら考えていました。私の制作過程としては、まず出題された雑誌などをパラパラめくって使えそうな写真を大雑把に切り取りつつ主役と構図を考え、何種類か軽くエスキースをして構図が確定したら背景から貼り始めます。貼り残しが怖いのでとりあえず色紙とかで背景を全部埋めてしまうのが好きでした。どんどん重ねていくので下描きもしません。楽しく、構図や表現で遊んでください。使うのりはスティックのりです。便利なペンタイプの細いものなどもあるので探してみてください。また、手にのりがついて画面が汚くなりがちなので、ウェットティッシュなどを使った方がいいと思います。私の時は使えましたが、持ち物に書いていなければ本番前質問があるか聞かれた時に聞いてみると確実です。カッターマットは本番の時机に敷いてありますのでカッターも使えますが、基本的にはさみで切るか手でちぎることが多かったです。

芸術専門学群2019年度_Yさん(美術専攻)

私は美術部だったのでデッサンは何回かしたことがありましたが、本格的にデッサンを始めたのは高校2年生の冬くらいからです。高校の美術の先生の指導のもと、放課後や週末、長期休みを使い、入試直前までの間、少しずつモチーフを複雑にしていきながら6時間でより密度の高いデッサンを描けるように練習を重ねました。また、私の学年には美術系の大学に進みたい生徒が(私を含め)3人しかいなかったため、他の高校の生徒と一緒にデッサンをしたりして、「他人と比較をする中で自分のデッサンがどう見えるのか」、について考えることを大事にしました。

入試当日に自分のデッサン道具を持ってくるのは当たり前ですが、鉛筆は尖らせたものをなるべくたくさん用意しておくといいと思います。また、腕時計などの時計はあった方がいいです。

芸術専門学群は専攻によって内容も対策も大きく異なってきます。自分のやりたいことを自分のやり方で対策していくことが大事です。また、体験記等を参考にして先輩方の対策方法もうまく取り入れてみてください。

 

8.芸術専門学群の入試対策編:推薦入試・AC入試対策方法

 

推薦・AC・後期二次試験の具体的な出題傾向は、非公表となっています。

そのため、筑波大芸術専門学群の先輩方が書いてくれた「合格体験記」を参考に対策しましょう。

 

■ 推薦入試

芸術専門学群2019年度入学_Yさん(美術専攻)

私は芸術専門学群の彫塑を志望したため、試験の内容は6時間で指定されたモデルの首から上を粘土で制作することと、面接でした。実技試験対策としては、とにかく首像をつくりまくりました。はじめはまず完成できること。次に時間内に完成させること。最後に時間内に作品としてまとめることを目標として、放課後や休日をフル活用して制作に励みました。大学院の生徒がモデルとして出ると予想していたので、大学で出している彫塑展のカタログを見てモデルを予測しながらの練習でした。彫塑展のカタログをオープンキャンパスなどでもらい、そこからモデルを予想し、似ている人を見つけてモデルを頼んで練習するなどが良いと思います。

芸術専門学群2019年度入試_O.Hさん(構成専攻)

一度、東京の大きな予備校の構成専攻向けの実技模試を受けに行ったのですが、その講評で初めて10人以上の作品が並んでいるのを見て、そこで学ぶものがたくさんありました。機会があれば実技模試は受けてみるのをおすすめします。

あと少数派かもしれませんが、私はポートフォリオを作っていません。評定の条件を満たしていたというのと、作る時間と手間を惜しんだからです。作らなければ受からないということではないので参考までに!

芸術専門学群2019年度入試_T.Mさん(芸術学専攻)

対策としては主に美術についての本を読むこと、過去問を実際にやってみることでした。個人的には過去問を通して学ぶことよりも、自分が興味を持った本や美術史についての本を読むほうが学べることが多かったように思います。

美術史の勉強について。本当は美術館にいって実物をみるのが望ましいのですが…私は読書が好きだったので本を読んで美術史の勉強をしました。最初は絵画の見方(西洋絵画におけるある程度のルールや画材)について学び、おおまかな美術の流れを掴んでから更に詳しく記載されている本をノートにまとめました。名画とその作者は最低でも100人覚えておくことをお勧めします。おおまかな美術史を理解したら自分のお気に入りの画家や時代を決め、より詳しい知識を身につけていきましょう。また普段の授業で受ける現代文の評論も参考になります。

美術についての小論文は少々特徴的です。私の小論文の論理展開は“結論→結論を証明する事例→結論のまとめ直し”というシンプルなものになっています。ここで結論を証明する事例について述べると、美術史の知識はもちろんのこと、様々な分野の知識を使うこともあること、則ち、自分の学問の引き出しが試されていると思ってください。

■ AC入試

芸術専門学群2019年度入試_H.Hさん(デザイン専攻)

志望理由書は何度か寝かせましょう。根詰めて書きすぎると非常に主観的な文になります。

他人に見せたりしてもいいと思います。多分提出するまでに少なくとも30案くらいは書いたと思います。国語の先生にひたすら見せまくってました。

自己推薦書は多分ですが受かりに行く内容は落ちると思います。馬鹿真面目に今までの制作活動を淡々と書きました。

内容は大きく分けて

・今まで制作した作品の説明(3作品)

・5月からAC入試の準備中に発案したアイディアの説明(2作品)

・大学入学後の活動計画

以上の3構成です。

作品の中にはコードとか図面、回路図もあったので、CD-Rに焼いて同封しました。色々詰め込みすぎて全ページで200ページくらい行ってた気がします。正直説明する作品は1,2個に絞った方がいいと思いました。

上記の内容は芸術専門学群の先輩方の合格体験記の抜粋です。自分の分野や入試形態に合った合格体験記から、入試の様子や対策をぜひ参考にしてみてください!

9.芸術専門学群の在校生に聞いた!入学後の良かった事やGAPは?

本章では、芸術専門学群の先輩方が書いてくれた「合格体験記」を参考に、「入って良かったな」「GAPに感じた」こと抜粋しました。

 良かった事

芸術専門学群2018年度入学_S.Nさん

やりたいと思っていたことが大体かなった。漫画や彫刻、絵画、陶芸などさまざまな分野をやる友人ができた。やりたいと思うことにはなんでも挑戦できる環境だと思う。

GAPについて

芸術専門学群2017年度入学_K,Mさん

想像以上に他学類との交流がないです。同じ敷地内に体育専門学群はいますが交流なんて皆無です。体育専門学群の人に、芸専どこにいるのと言われるくらいには無いです。グループワーク授業で一緒になったりしますが、その授業も必修では無いので出会わない人は本当に出会わないです。受け身になると本当に交流はないので、サークルや部活・授業やプロジェクト等に参加していろんな人と出会うといいです。出会ってしまえば、自分と価値観が違う人や芸術以外を勉強している人達と出会えるので非常に刺激になります。芸術の雰囲気とはまた違ったコミュニティーを持つ事も自分自身の成長や大学生活の充実において大事だと入学してから感じたのでお勧めします。

芸術専門学群は専攻ごとに内容も大きく異なりますが、やりたいことがはっきりしている人が多いです。自分と同じ分野に打ち込んでいる仲間に出会えたり、自分の専門分野以外の人と関わることができたり、やりたいことに没頭できる学群です!

 

10.最後に

みなさん、いかがでしたでしょうか。

 

アパート専門情報サイト「つくいえ」では、全25学類161人の筑波大学の先輩に「合格体験記」を書いてもらっています。今回は、”生物資源学類”の入試情報・合格体験記をまとめました。先輩方、1人1人の合格体験記も是非ご覧下さい。

 

今回の記事では紹介していないような、

 

・苦手科目の克服方法/得意科目の伸ばし方

・受験期のモチベーションの上げ方

・受験日当日の過ごし方

・筑波大学の受験会場までのアクセス

 

など細かく記載しています。定期的に、こういった「合格体験記」の購読したい方は、

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