
こんにちは。「つくいえ」編集部の白井です。今回は、筑波大学の入試形態の一つである「推薦入試(学校推薦型)の面接」の解説をしたいと思います。
筑波大学の推薦入試に関する情報はインターネット上でも少ないため、この記事が皆さんの入試のお役に立てば幸いです。
そして、筑波大学に特化した受験対策を行っている【ツクガク】だからこそ伝えられる、合格につながる“続ける力”の育て方もご紹介します。 小さな一歩が、未来の合格につながる。そんなヒントを、ここから一緒に探していきましょう。
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筑波大学の入試面接の基本情報
筑波大学には、いくつかの入試形態がありますが、中でも多くの人が検討するのが、「一般入試」「推薦入試」「AC入試」の3つだと思います。参考として、令和7年度の推薦入試の募集人数と倍率、比較対象として一般入試の倍率を示しておきます。
学群 | 学類 | 募集人員 (推薦) | 倍率 (推薦) | 倍率 (一般) |
人文・文化学群 | 人文学類 | 15 | 4.3 | 3.0 |
比較文化学類 | 16 | 3.4 | 2.9 | |
日本語・日本文化学類 | 14 | 2.4 | ※ | |
社会・国際学群 | 社会学類 | 16 | 5.1 | 5.5 |
国際総合学類 | 20 | 2.7 | 4.9 | |
人間学群 | 教育学類 | 7 | 5.3 | 2.9 |
心理学類 | 12 | 4.3 | 4.4 | |
障害科学類 | 11 | 3.6 | 3.1 | |
生命環境学群 | 生物学類 | 22 | 2.9 | 3.4 |
生物資源学類 | 27 | 2.2 | 2.9 | |
地球学類 | 10 | 2.8 | 3.0 | |
理工学群 | 数学類 | 8 | 4.8 | 2.9 |
物理学類 | 14 | 3.1 | 6.2 | |
化学類 | 12 | 2.6 | 3.6 | |
応用理工学類 | 16 | 2.3 | 2.4 | |
工学システム学類 | 22 | 3.9 | 2.7 | |
社会工学類 | 12 | 5.1 | 3.3 | |
情報学群 | 情報科学類 | 12 | 4.7 | 3.0 |
情報メディア創成学類 | 10 | 3.7 | 3.0 | |
知識情報・図書館学類 | 40 | 2.3 | ※ | |
医学群 | 医学類(一般推薦) | 44 | 5.1 | 3.3※※ |
看護学類 | 25 | 3.3 | 1.8 | |
医療科学類 | 10 | 5.2 | 2.7 | |
体育専門学群 | 90 | 1.8 | 3.6 | |
芸術専門学群 | 35 | 4.6 | 3.6 | |
合計 | 543 | 3.3 | 3.3 |
※一般入試での募集なし
※※地域枠を除いた、「医学類」として
学類によっては、一般入試と比べて高い倍率になっている事がわかると思いますが、大事なのは「自分にとって、どちらのほうに勝算があるか」です。
特に、高校生の間に探究活動や課外活動に力を入れてきた人にとって、推薦入試は魅力的な選択肢の一つだと思います。推薦入試には、すべての学類で「面接」が必須です。つまり、意欲を持って高校での活動に取り組んできた人にとって、その情熱や関心の高さを直接試験に活かすことができる入試方式が「推薦入試」ということになります。
筑波大学の推薦入試において、面接はかなり重要な位置を占めます。単に形式上行われるといったようなものではなく、入試結果に大きな影響を与えます。30分間一本勝負で、受験生の人物像を深く掘り下げ、大学での学びへの意欲を問います。
また、口頭試問という形で学習の成果を試されることもあります。従って、面接試験を受けるときには、ただ志望動機を暗記するだけでなく、高校での学習内容をきちんと復習するなど、しっかりと準備をしておかなければならないということがわかると思います。
面接は、大半の学類では受験生一人に対し面接官3人で行われます。学類によってはグループで試験を受けることもあります。面接では主に、「大学でどのように学問に向き合っていきたいか」「高校生の頃頑張ったこと(探究活動など)」について聞かれます。
なお、令和8年度入試においてグループ面接が行われたのは以下の学類です。
- 比較文化学類
- 知識情報・図書館学類
比較文化学類ではグループディスカッション形式の面接が、知識情報・図書館学類に関してはビブリオバトルという形式で入試が行われました。それぞれの学類の項で詳しく説明します。
参考:筑波大学『令和8年度(2026年度)推薦入試学生募集要項(学校推薦型選抜)』
注意!一般選抜で面接が必要な場合
一般選抜であっても面接が必要な場合がありますのでおさえておきましょう。以下に、令和8年度入試において一般選抜で面接が行われた学類は以下のとおりです。
- 前期入試の場合※
- 医学類
- 看護学類
- 医療科学類
- 後期入試の場合
- 生物学類後期
- 生物学類資源後期
- 地球学類後期
- 化学類後期※※
- 応用理工学類後期
- 工学システム学類後期
- 社会工学類後期
※令和9年度入試より、知識情報・図書館学類においても一般入試で面接が行われることになりました。
※※令和9年度入試より、化学類では後期入試が廃止されることが発表されました。
参考:筑波大学『令和8年度(2026年度)個別学力検査等学生募集要項(一般選抜)』
筑波大学『令和9年度(2027年度)の筑波大学入学者選抜の変更点について』
面接攻略の手引き・各学類ごとの面接傾向は?
面接入試には、「これさえ押さえれば完璧」「絶対にこの質問が出る」といったマニュアルはありません。そこは、一般的な入試と同じです。しかし、これもまた一般の試験と同じように、「頻出の質問」や「これは最低限押さえておきたいこと」というものはあります。
最も重要なことは、「試験官は、どのような観点であなたを評価するか」という視点を持つことです。以下で、詳しく見ていきましょう。
各学類の評価ポイントを把握しよう
先ほど、「試験官はどのような観点で受験生を評価するのか」を意識することが重要だ、と書きました。では、具体的に何を根拠に考えればよいのでしょうか。そのヒントとして、各学類が公開している「アドミッション・ポリシー」が挙げられます。
アドミッション・ポリシーとは?
アドミッションポリシーとは「入学者受入方針」のことで、端的に言えば「大学・学類が求める人材像」です。筑波大学の場合は各学類の単位で公開しています。従って、面接を受けるにあたっては、各学類のアドミッション・ポリシーを把握し、その人間像に自分が合致しているということを面接の場でアピールする必要があります。
大学全体のアドミッション・ポリシーや各学類のアドミッション・ポリシーは、公式サイトを適宜参照してください。この記事では、アドミッション・ポリシーから逆算した対策をご紹介します。
また、兄弟サービスであるオンライン家庭教師サービス「ツクガク」に在籍していた過去の受験生が、どのような質問を受けたかについて記載しています!是非ご活用ください。
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入試対策の手始めとしてこれを読み込み、逆算してどのような知識を身につけ、また何をアピールすれば良いかを考える足がかりとしましょう。
人文学類
人文学類で専攻したい学問についてある程度学習しておくこと。高校の授業で学んだことに留まらない学習が大事。
特に、面接では人文学を学ぶことの意義について聞かれたり、興味を持っているテーマについて深掘りされることがあります。人文学とは?なぜ大学に行って学ぶべきなのか?ということを、ただ「興味があるから」「面白そうだから」ということ以上に考えておくことが重要と言えるでしょう。
過去質問の例
- 大学の研究を通じて学んだことをどのように将来活かすことができるか
- 志望理由
- 大学卒業後の目標
比較文化学類
比較文化学類の面接の特色は、他学類とは異なり「グループディスカッション」方式で面接が行われるということにあります。受験生は複数人で一回の面接に取り組むこととなり、その場で提示されるテーマについて議論します。「主として人文・社会事象に関するテーマ」についてディスカッションし、「理解力・思考力や意欲・関心」が評価されます。
この形式の面接では、自分が全く考えたこともないようなテーマについて質問される可能性が大いにあります。従って、テーマをしっかり練って用意するというよりは、どんなテーマが来ても堂々と話せるだけの自信を持つことがまずは重要です。
また、普段から広く関心を持って、ニュースなどについて家族や友人と話すという習慣を持つこともよいでしょう。
過去のディスカッションテーマの例
- 少子化が日本に及ぼす影響
- 選挙活動におけるオールドメディアを用いた情報発信についての考え、SNSを利用した選挙活動の制限の是非
- フィクション作品を読むことの役割
日本語・日本文化学類
日本語・日本文化について、「明確な問題意識」を持つこと。必ずしも社会問題などといったことではなく、自分が取り組みたい課題を持っていればOK。それについて学びを深め、面接で説明できる・質問に対して適切に答えられるようになっておくことが重要。
また、自分の経験や体験を深堀りし、話のタネになるように練っておきましょう。
社会学類
専攻したい学問の基礎的知識を身につけ、取り組みたい課題を持つこと。必ずしも社会問題ではなく、自分が興味を持っているテーマであればよい。それについて、面接などできちんと答えられるようになること。
国際総合学類
関心領域をまずは持つこと。また、面接の一部を英語で行うことから、英語でのコミュニケーション能力を向上させること。
面接では下のような内容を聞かれることがあります。したがって、自分の経験を深堀りして話のタネになるまで練り上げること、そして留学するならどこに行きたいかということを考えておくとよいでしょう。
過去質問の例
- 専攻を希望する分野
- 海外に行くならどこで何を学びたいか
- 大学に来たことはあるか、どのような印象を持ったか
- 外国に行ったことがあるか
教育学類
教員を志したり、教育に携わる仕事に就きたいと考える方が多いと思いますので、更に突き詰めて、その仕事に生きるような学びとしてどのようなことを学びたいか?を考えてみましょう。
また、高校での探求をどのように大学での学びにつなげられるか、自分の探求のテーマが抱える課題を洗い出してみましょう。
過去質問の例
- 筑波大学でなければだめな理由
- 自分の長所、短所
- 将来の希望
- 学校で行ってきた研究
- 小論文の自己評価
心理学類
研究したいテーマについて、一定程度以上の知識があることが重要です。また、大学での学び以外にも、高校生までの部活動や課外活動で得た経験や学びを振り返り、話のタネになるように深堀りましょう。
過去質問の例
- 入学後楽しみなこと
- 志望理由
- つくばの心理学が自身に与えた影響
- 部活動での経験
障害科学類
高校での成績を重視することが選抜方針に明記されているので、この成績に自分が該当しているかを考えましょう。また課外活動などで得た経験や実績を振り返り、話のタネになるように深堀りしてみましょう。
過去質問の例
- 志望理由
- 探究活動について
- 好きな教科
- 長所、アピールポイント
- 留学経験について
生物学類
生物について、さらに言えば生物学についての興味・関心を自分で深めることができるかどうかが問われます。高校での探究活動など、自分が興味を持っているテーマについて知識を深めておきましょう。
過去質問の例
- 気になる研究室
- 将来に夢
- 入学後受けたい授業
- 自分は研究者に向いていると思うか
生物資源学類
興味のあるテーマを深堀りするとともに、生物資源での学びを活かして将来何を目指すかまで考えておきましょう。
地球学類
「自分はなぜ地球学類に行きたいのか」「なぜそのテーマを学びたいのか」といったことを自分に問いかけ、興味を深く掘り下げて起きましょう。
過去質問の例
- 志望動機
- 高校時代の研究について
数学類・物理学類
自分の関心や、興味を持ったテーマについて深堀りしておくこと。また口頭試問が行われますが、紙の試験とは異なり試験官に口頭で説明をする必要があります。堂々と、かつわかりやすく自分の解答を説明できるように、練習をしておきましょう。
過去質問の例
- 大学で学びたい分野
- 大学でしたいこと
化学類
関心を持ったテーマを深堀りし、探求したい課題を持つこと。また、口頭試問で解答に詰まらないよう、化学事象(反応など)についてなど、口頭でも説明できるレベルになっておきましょう。
応用理工学類
募集要項に「自然現象等についての説明や議論を含みます」とあることから、基礎的な事項について口頭で説明を求められることが考えられます。また、希望する進路など、大学卒業後のことも見据えた面接対策が必要になってきます。
過去質問の例
- 志望理由
- 印象に残っている実験
- 得意科目について
工学システム学類
希望している分野についての知識や関心を深めることはもちろん、「授業科目の学習と生徒会やスポーツなどの課外活動への取り組みの両立を評価する」とポリシーにありますから、課外活動にどのように取り組んできたかについても振り返り、どのような学びや気づきを得たかを考えておきましょう。
過去質問の例
- 目標ややりたいこと
- 大学でしたい研究
- アピールポイント
社会工学類
希望分野での学びについて、知識や興味・関心を深めることに加えて、問題意識(=自分の探究テーマ)を持つことが重要です。また、英語力も問われる試験となっていますので、面接に向けて英会話も練習しておくとよいでしょう。
過去質問の例
- 人と話すときに重視していること
- 生徒会活動で頑張ったこと
- 大学での学びと、夢の接続
情報科学類・情報メディア創成学類
数学の口頭試問を含みますので、数学の問題をその場で解き、またそれをわかりやすく説明できるように対策しましょう。
また、高校での課外活動がどのようなものだったか振り返り、大学の学びにどのように繋げられるかを考えておきましょう。
知識情報・図書館学類
先に述べたとおり、「ビブリオバトル」形式での試験になります。
ビブリオバトルとは、「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーとして全国に広がっている本の紹介コミュニケーションゲームのことです。もっと端的に言い表すのであれば「誰が一番面白く自分のおすすめ本を紹介できるかを競うゲームです。
ルールは、
- 発表者は、5分間で本を紹介する。
- 2〜3分間、発表された内容について全員でディスカッションする。
- 1.と2.を人数分繰り返す。
- 最後に、「誰に紹介された本を一番読みたくなったか」の投票を行う。
- 「チャンプ本」が決まる。
となっています。ただし、必ずしも「チャンプ本」に選ばれた人が合格するというわけではなく、後述しますが論理・表現力、議論に参加するコミュニケーション能力などが評価されています。
公式サイトには「チャンプ本に選ばれることと面接試験の得点は無関係です」と記載されていますから、もし選ばれなかったとしても、「最善を尽くした!」と思えるような発表ができれば「手応えアリ」ということができるでしょう。
なので、そこに向けておすすめの本を用意し、発表を準備しましょう。また想定質疑と、それに対する応答を考えて、家族や友人、先生に見てもらいましょう。
参考:筑波大学情報学群知識情報・図書館学類『推薦入試(ビブリオバトル方式)』
医学類
募集要項に、明確に「人間性を評価します」とあるとおり、医学を修める(医師になる)に足る人間性があるかどうかが評価されます。大学を卒業したあと、どのように社会に貢献することができるかを考えておくとよいでしょう。
過去質問の例
- 将来どの地域で働きたいか
- 挫折したことはあるか
- 愛読書はなにか
看護学類
将来に向けて考えている進路が問われる他、現代医療が抱える問題について質問されることがありますので、広く医療に関連する時事問題を抑えておくことが重要と考えられます。
過去質問の例
- テスト勉強はどのようにしていたか
- あなたが考える筑波大学の魅力はなにか
- 看護師のどういうところが魅力か
- 卒業後の進路について
医療科学類
将来医療に携わることを期待されることから、将来の志望について聞かれることが想定されます。勉強したいこと、それをどのように将来に活かすことができるかを考えておきましょう。
過去質問の例
- 志望理由
- 高校での活動について
- どのような知識をつけたいか
- 高校での学習をどのように活かしたいか
体育専門学群
広く、スポーツに関して考えを問われます。例えば高校の部活動での活動から学んだことや、スポーツについて自分が持った問題意識について考えておくことが重要と考えられます。
過去質問の例
- 関心のある国際問題
- 将来の目標
- 保健体育の授業で印象に残っているもの
- 自分が専門にしているスポーツについて
芸術専門学群
「実技試験に対する自己評価も問います」とあることから、自分の作品について、自分の言葉で語ることを練習しておくとよいでしょう。また、高校での制作活動などについても振り返っておきましょう。
まとめ
すべての面接で重要なのは、「自分の今までと、これからを自分の言葉で明快に語る」ということです。なぜ筑波大でなければだめなのか?なぜその学類でないとだめなのか?を考え抜き、また一人で考えるのではなく周りの信頼の置ける人にも聞いてもらい、合格に向けて対策していきましょう。
推薦入試全体の流れや、合格への道のりは、こちらの記事も参考にしてください↓↓
【2025年度】筑波大学推薦入試(学校推薦型)の出願から出題傾向を網羅解説
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