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筑波大学 学校型推薦選抜(推薦入試)の出願から傾向まで5分で解説

つくいえ編集部

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  • つくいえ編集部

こんにちは!つくいえ編集部です。

今回は筑波大学の受験シーズン本番ということで、学校推薦選抜(推薦入試)をテーマに解説します。筑波大学における推薦入試は国立大学の中でも有数の募集枠数です。

年間500名以上が合格する推薦入試を制することが非常に重要になります。本記事では、学校型推薦選抜(推薦入試)の概要をわかりやすく解説し、合格のための出題傾向と対策までアドバイスします。

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筑波大学 推薦入試 開催概要

筑波大学の推薦入試は11月末に行われます。事前に在籍している高等学校から(出身校長から)の内部推薦者が対象となり、合格者は550名程度です。また試験内容は面接(一部、口頭試問あり)や小論文、適性検査、実地検査・実技試験が科されます。

本章では筑波大学学校推薦選抜(推薦入試)の開催日程や試験内容を簡単にまとめました。

摘要

概要

試験日

2023年11月29日(火)・30日(水)

提出物

*調査書、志望動機書、活動報告書等あり

合格発表

2023年12月13日(水)午前10時

試験内容

*面接・口頭試問・実技検査・小論文など

平均倍率

3.3〜3.9倍

 

また筑波大学 学校推薦選抜(推薦入試)で募集している学群学類は以下の通りです。

推薦入試学類一覧

・人文学類
・比較文化学類
・日本語・日本文化学類
・心理学類(共通テストにおける2段階選抜あり)
・教育学類
・障害科学類
・社会学類
・国際総合学類
・生物学類
・生物資源学類
・地球学類
・数学類
・物理学類
・化学類
・応用理工学類
・工学システム学類
・社会工学類
・情報科学類
・情報メディア創成学類
・知識情報・図書館学類
・医学類
・看護学類
・医療科学類
・体育専門学群
・芸術専門学群
計25学群/学類

つまり個別学力検査(前期日程)にて受験可能な、総合学域群以外の学類は募集しています。ぜひ年内に合格を勝ち取ることができる入試形態ですので、ご確認くださいませ。

筑波大学 推薦入試における募集学類と枠数

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先の章で筑波大学 学校推薦選抜(推薦入試)の概要を説明しました。本章では以下の表に募集学類と枠数を改めて記載します。

募集学類

合格枠数

志願者数(昨年)

人文学類

20

比較文化学類

20

日本語・日本文化学類

14

社会学類

16

国際総合学類

20

心理学類

15 共通テストを課す

教育学類

7

障害科学類

12

生物学類

20

生物資源学類

27+α 専門学校枠あり

地球学類

12

数学類

8

物理学類

15

化学類

13

応用理工学類

16

工学システム学類

20

社会工学類

16

情報科学類

10

情報メディア創成学類

8

知識情報・図書館学類

40

医学類

62(内18名 地域枠)

看護学類

25

医療科学類

12

体育専門学群

88

芸術専門学群

40

合計25学類

555〜

以上となります。平均倍率は3.4倍ほどであり、実は穴場入試と言えます(前期入試は倍率–程度)。つまり、「共通テストや記述問題に自信がない」「学校の評定が良いので先に受験したい」「得意な科目や課外活動をアピールできそう」そんな方はぜひ挑戦してみてください!

筑波大学 推薦入試における出願方法と出願資格

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本章では、筑波大学 学校推薦選抜(推薦入試)における出願方法と出願資格について解説します。出願資格は3パターンあり、学校長推薦を受けられた方から「Web出願」可能ですので細かくご確認ください。

出願方法

令和5年度の出願方法をを期間・検定料・方法の3観点でまとめました。

(1)出願期間

上記2点を必ず踏まえて出願しましょう。1日でも遅延すると出願が認められません。提出書類を期日通りに揃えて提出することが一番大切なことです。

・インターネットによる出願登録と検定料:令和5年10月24日〜11月8日 午前9時まで
・出願に必要な提出書類の郵送期間:令和4年11月1日〜11月8日必着

(2)検定料(受験費用)

受験料は17,000円となります。また入学試験成績料は404円必要になります。点数開示をしたい方は、17404円が合計金額です。また出願に伴って発生する事務手数料や振り込み手数料はご自身での負担になりますので、差し引かないようにご注意ください。

*災害被害の対象者は検定料が無料になります。

*検定料を支払ったが出願しない場合や、重複支払いの場合は申し出されると返金になります。

(3)出願の流れ(方法)

本章では、出願までをステップ別に分けて表にしました。ステップ1から手順を飛ばさずに出願してください。

概要

詳細

Web出願登録

インターネット出願登録サイトにログインし、出願情報における必要な記述部分を埋めてみてください。

検定料を支払う

検定料は(2)で記載した通りです。金融機関のATMだけではなく、クレジットカードやネットバンキングから支払うこともできます。インターネット出願登録してから4日間が期限となりますので、支払期限を過ぎないように注意してください!

印刷書類の印刷

インターネット出願登録サイトの中で提出に必要な書類を全部印刷してください。特に入学志願票や各学類の必須書類は忘れないように印刷してください。

必要書類の記述・提出

必要書類の記述を開始してください。一部字数制限があったり、学校長に依頼をしたりする必要があります。余裕を持ってスケジュールを立てて、2ヶ月前から準備をしましょう。

受験票の印刷

出願が受理された志願者は、受験票印刷開始日時にインターネット登録サイトから受験票の印刷をすることができます。*受験票は郵送されませんのでご自身で印刷してください!

2023年11月16日から印刷開始です!

以上になります。簡単なステップ解説になりますので、詳しくは募集要項を熟読してください。

出願資格

出願資格は以下の通り記述されています。

(1)令和5年3月に高等学校もしくは中等学校を卒業見込みの方

(2)正規留学もしくは単位制の学校で令和4年度中に卒業をした方

(3)国際バカロレアに認定を受けた学校で、IB資格を有し、令和4年4月から令和5年3月までに卒業済みもしくは卒業予定の方

(4)文部科学大臣が高等学校と同等の課程を有するものとして認知した在外教育施設の当該課程を令和4年4月から令和5年3月までに卒業済みもしくは卒業予定の方

(5)日本国籍を有しており、日本への永住権を持っている。そして、海外の高校で12年以上の教育を修めており、在住国で正規の教育を2年以上在籍し、令和5年3月に卒業予定の方

複数個の出願資格が用意されております。改めて募集要項を確認し、自分自身が当てはまるものを1つあれば学校推薦選抜(推薦入試)を受けることが可能です。バカロレア認定高や海外の高校だが、高校の過程を修了する予定の方は対象になり得ますので、ぜひご確認ください!

応募要件

どのような方が学校推薦選抜(推薦入試)を受けることができるのか?について解説していきます。結論からお伝えすると、学校生活で成績が優秀であるもしくは特筆すべき活動があることです。

各学群や学類で記載されていることを要約しました。

1.調査書の学習成績概評A段階に属する者、  又は筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者。

2.志望する分野において論理的思考力と表現力を有する者(客観的資料を添付できる)

3.高等学校において国際的な課題をテーマとする探究学習や国際交流に関する活動に取り組み、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的な素養を身につけた者(その根拠として活動報告書を添付すること)で、筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者 

以上の3点のどれかに当てはまれば、学校推薦選抜を受けることが可能です。「1.」の要件に関しては当初内申書の評定が4.3以上となっておりましたが、新型コロナ感染症の影響により、客観的な点数は重要視されなくなりました。担任の先生や進路指導の先生と話し合いの上、現在の成績を確認してみてください。

また一部、応募要件が異なる学群や学類がありますのでご紹介します。必ず確認してください。

体育専門学群

応募要件は以下の通りです。一つの運動種別に抜群の技能を有し、かつ本学群における十分な修学力を備え、将来体育・スポーツ・健康の分野で活躍が期待できる者。」となります。例として、以下を抜群の運動技能としております。

■ 国際大会等において日本代表して選抜された者

■ 全国的な大会等において16位以内の成績を収めた者

■ 上記2点の同程度の成績を収めた者

■ 都道府県大会で優勝、あるいは地域大会等で入賞し、全国大会出場に相当する成績を収めた者

(上記4点において、客観的に証明する資料を添付する)

芸術専門学群

芸術専門学群の場合は、要件3が存在せず、成績優秀者もしくは芸術分野において優秀な成績を持っていることが必要である。

1.調査書の学習成績概評A段階に属する者、又は筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者。

2.志望する分野において論理的思考力と表現力を有する者(客観的資料を添付できる)

筑波大学 出願書類を徹底解説

分け方」を変えればその問題は解決する!:書類の9割は捨てられるすっきり整理する「分け方」とは?|Future CLIP/富士フイルム

本章では、筑波大学の学校推薦(推薦入試)の出願書類として必要なものは全部で7〜14種類あります。次にまとめました。

入学志願票

筑波大学指定のフォーマットがあり、全員が提出する必要があります。出願時のWebサイトからご覧ください。A4サイズでカラー印刷します。Web出願の場合は印刷する必要はありませんが、提出後jは原則、修正することができませんのでご注意ください!

推薦書

筑波大学指定のフォーマットがあり、全員が提出する必要があります。出願時のWebサイトから確認でき、記載項目は学校長に書いてもらう必要がありますので、依頼しておきましょう。応募要件によっては、客観的事実がわかる書類を添付する必要がありますので、学校長や担任の先生とスケジュールを調整しておきましょう。

調査書

学校推薦選抜(推薦入試)を受ける方は全員提出する必要があります。該当する出願資格に応じて、出願するべき調査書が異なりますので、詳しくは募集要項をご覧ください。

日本の高等学校に在籍・卒業予定の方は、文部科学省所定の形式にて。学校長が作成することになります。在籍時点での成績や校内での活動・態度などを記載されており、厳封して提出する必要があります。

写真票

学校推薦選抜(推薦入試)を受ける方は全員提出する必要があります。インターネット出願時のWebサイトからA4サイズでカラー印刷する必要があります。コンビニエンスストアの一部で証明写真を撮影することができる機械がありますので、おすすめです。帽子を被らず、正面向きで制服で撮影してください。過去撮影したものを保存していた場合でも取り直していただくことを推奨しております。

体育実技票

体育専門学群の学校推薦選抜(推薦入試)を受ける方が対象になります。筑波大学で指定されたフォーマットにてA4サイズに印刷して記載してください。当日どの実技項目で試験を受けるのかについて記載する書類ですので、間違えずに記載ください。

健康状態に関する調査票

体育専門学群の学校推薦選抜(推薦入試)を受ける方が対象になります。筑波大学で指定されたフォーマットにて持病や体格などを記入する必要があります。出願時のWebサイトから案内がありますので、漏らさずに用意しましょう!*体格や持病は合否とは関係なく、実技試験の際の配慮や安全面を考慮するものです。

運動技能に関する調査書

体育専門学群の学校推薦選抜(推薦入試)を受ける方が対象になります。筑波大学で指定されたフォーマットがあります。印刷もしくはPC上で”学校長”が作成することになります。校長先生に依頼しましょう!

志望の動機

全学類で提出する必要はありません。募集要項一覧から印刷できる所定のフォーマットに600文字以内で志望する理由を記載ください。対象学類は以下の通りです!

志望動機が必要な学類

・人文学類
・比較文化学類
・障害科学類
・心理学類
・教育学類
・生物学類
・生物資源学類
・地球学類
・数学類
・物理学類
・化学類
・知識情報 図書館学類
・医学類
・看護学類
・医療科学類

合計15学類が対象になります。将来の夢やこれまでの課外活動、そして筑波大学で学びたいことを論理的かつ熱量高く書いてみてください!

芸術特技に関する作品写真

芸術専門学群の学校推薦選抜(推薦入試)を受ける方が対象となります。応募要件(1)(2)の両方とも提出することができます。A4サイズの用紙にこれまで作成してきた作品写真を印刷又は貼り付けを行い、左上1箇所にホチキス留めを行ってください。

活動報告書

学校推薦選抜(推薦入試)において応募要件(3)で出願される方は、提出する必要があります。
*一部の学類を除く。

応募要件(3)の方にとっては一番重要な書類ですので、早めに作成を始めましょう!A4用紙サイズ5枚までとなり、自身の国際的なテーマに関する取り組みを客観的かつ具体的に記述しましょう!表紙は募集要項一覧から印刷することができます。フォーマットを守るようにしてください。

英語資格・検定試験の合格証明書又は成績証明書

TOEICやGTEC、IELTS、TOEFLなどの成績証明書(公式のスコアシート)を提出することができます。特に英検2級以上の方であれば加点対象となりますので、ぜひ受けてみてください!注意点としては、TOEICの場合はL&RとS&Wの両方の受験が必要になります。多くの方が、L&Rのみ提出されるようですので、確認してみてください。

茨城県が作成した調査書

医学群医学類の地域推薦枠推薦で出願される方は用意が必要です。茨城県が実施する「令和5年度茨城県地域医療医師修学資金貸与制度」に必ず事前に応募してから出願してください。詳細は募集要項を確認してください!

住民票等

茨城県外の高等学校を卒業(見込み)の方が対象です。保護者の住民票等を用意する必要があります。*保護者が3年以上茨城県に居住しており、本人との続柄がわかるものが必要です。

出願用封筒(大学宛名シート/出願書類確認票)

市販の角形2号の封筒を用意して、出願登録完了後、大学宛名シートと出願書類確認票をインターネット出願登録サイトからA4サイズでカラー印刷し、大学の宛名シートは封筒の表面に、出願書類確認票は封筒の裏面にしっかりと貼り付けてください。

在留カードの写し等(外国籍の方)

出願要件の3.以下に当てはまる方は関係のある話です!在留カードの両面写し(在留期間満了後であれば、外国人登録証明書でも可)又は国籍及び在留資格を確認できるもの(パスポートなど)をご準備ください!日本語又は英語で確認できるものであると好ましく、それ以外の場合は翻訳された文書も同封する必要があります。

その他

障害のある方は、別室受験等の措置をとってもらうことができます。10月上旬までに大学側に問い合わせしてみてください。相談申込書と医師の診断書を添付した上で認められます。

筑波大学 推薦入試の学類別 出題傾向と対策

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人文・文化学群

人文学類や比較文化学類、日本語・日本文化学類が該当します。試験当日の内容は小論文と面接となります。比較文化学類に関しては2種類の小論文が出題されるため、面接も合わせると2日間の開催となりますのでご注意ください。日本語・日本文化学類も2日間です。

また対策方法は以下の通りです。

《小論文》
人文学類は現代文が1問出題されます。文章を読んで、筆者の考えを的確に捉えて説明できるようにしましょう。また問題の最後では自身の考えも記述する必要があります。現代文(評論)の対策だけではなく、評論の構成理解や要約、自身の考えも記述できるよう練習しておきましょう。

比較文化学類では、現代文の他、英語長文のテストもあります。問題レベルとしては標準的ではありますが、文化的側面をテーマにした英語長文となります。専門的な単語も覚えておくようにしましょう。本文の和訳のほか、文章全体の内容理解も大切になります。共通テスト対策だけではなく、英語長文の記述式問題集を難関大レベルまでこなせることが大事です。

日本語・日本文化学類では、新聞の記事やコラムが例として出され、持論を1000文字で記述させる問題が中心になります。時事ニュースなども目を通しておくようにし、自身の考えを原稿用紙3枚まで書く力を養う必要があります。日々文章を書くことに慣れておきましょう。

《面接》
志望動機や小論文の出題に沿って面接が行われます。小論文で出た内容を覚えておくようにしましょう!自身が小論文を記載するにあたって考えた持論を論理的に説明できることが重要です。また志望の動機に関しては事前提出した書類を元に質問されます。将来の夢や志望する学類で興味のある研究分野、高校時代の活動をしっかりと話せるようにしましょう!

社会・国際学群

社会学類と国際総合学類が該当します。試験は1日のみで小論文と面接が課されます。どちらの学類も英語長文が出題され、文章の要約を日本語で記述させたり、長文から読み取った上での持論展開を要求されたりします。特に国際的かつ社会的な課題を扱うテーマが多いため、日々のニュースを英語で聞いて、自身の考えを論述してみることをお勧めします。

人間学群

心理学類、教育学類、障害科学類が該当します。人間学群の学校推薦選抜は、1日目に小論文、2日目に面接という流れで行われています。ただし、心理学類では共通テストの受験も必要です。小論文・面接を「1次選考」とし、これに合格すると「2次選考」として共通テストを受験する段階に進むことができます。どちらにしても、この小論文・面接は人間学群志望者の推薦入試合格においては大変重要です!

《小論文》
どの学類でも英語長文が出題されます。まず、それぞれの学類で学ぶ内容に関連した英語長文を読み、その和訳や内容説明を求められます。これは、筑波大学の前期二次試験での出題とほぼ同じレベルです。加えて推薦入試では800字での意見論述も出題されています。いわゆる”小論文”はこれにあたり、専用の対策が必要です。

最近の心理学・教育学・障害科学に関するトピックに触れておくと書きやすくなるでしょう。また学類紹介のパンフレットを読んで、自分の受験学類で学んでいる内容を知っておくことも役立つはずです。

《面接》
事前に提出した活動報告書や志望理由書などの資料をもとにした質問がなされます。これまでにしてきた活動や将来の夢・目標をしっかりと言語化しておきましょう。また、志望学類のホームページなどを確認し、入学後にどのような研究・学びをしたいのかについても明確にしておくといいでしょう。

 

生命環境学群

生物学類、生物資源学類、地球学類が該当します。生命環境学群の学校推薦選抜は2日間に渡って開催され、試験内容は小論文と面接になります。

《小論文》
生物資源学類と生物学類では、英語長文が出題されます。問題レベルは筑波大学の2次試験における英語と同様ですが、対策は必要です。本文の和訳や要約、日本語での内容説明が主体となる設問です。しかし、英語長文の文章を利用する形で計算問題や持論展開も求められますので、国語や数学の知識も必要になります。基軸科目である英語・数学・国語の記述対策をしっかりと進めてください。

その他、生物学類では生物分野の問題も出題されます。生物が得意な方であれば簡単な問題ですので、安心してください!地球学類では地学の問題が含まれた小論文となります。自身の考えを記述するだけではなく、地学分野の問題出題となりますので、しっかりと共通テスト以上の対策を行ってください。

《面接》
1日目に出題された小論文の問題や口頭試問が出題されるケースがあります。数学や該当学類の学問の基礎知識を学んでおきましょう。また志望動機書に書いた校内の活動もポイントになります。面接官から将来の夢や興味のある研究分野、そして高校での部活動や探究活動について具体的かつ論理的に説明できるようにしましょう。

理工学群

数学類や物理学類、化学類、応用理工学類、工学システム学類、社会工学類が該当します。どの学類も2日間に渡って開催されます。試験内容は小論文と面接となりますが、小論文は問題形式のものですので、記述試験だと思ってください。

《小論文》
理学系(数学類・物理学類・化学類)の小論文対策は自身の学類専門分野の問題対策となります。物理学類であれば、物理の記述問題を難関大レベルまで解けるようにしておく必要があります。名門の森や良問の風といった標準〜難関レベルの問題集で日々学習し、計算・解説プロセスまで身につけておきましょう。

理工学系(応用理工学類、工学システム学類、社会工学類)に関しては数学3と英語長文の2題構成になっています。数学は2次試験に比べると簡単ではありますが、数学3までの範囲をしっかりと復習し、青チャートレベルの問題は解けるようにしておきましょう。英語長文に関しても標準的ではありますが、専門分野の論文を一度は和訳してみるトレーニングも有効的です。学術論文形式のものが、英語で出題され、要約や日本語説明を求められます。長い文章をスピーディに読む習慣と和訳のスキルを培っていきましょう。

《面接》
志望の動機と口頭試問が中心になります。主に数学や英語の翻訳などを口頭試問で行うケースもありますので、1日目の小論文と同じ対策をしてみてください。特に面接官に説明できるまで自身の計算プロセスなどを説明できるようにしてください。問題レベルは標準的ですが、時間制限があるため、出来るところまでで大丈夫です。加えて、志望の動機で記載した将来の展望や研究分野について話せるとGoodです。

情報学群

情報科学類、情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類が該当します。試験は1日のみの開催となり、午前は小論文、午後は面接になります。

《小論文》
情報科学類と情報メディア創成学類は、英語と数学の問題を混ぜた問題が出題されます。英語長文を読解させ、確率や2次関数の問題へと変換させるものですので、過去問で問題慣れをしてください。問題レベルは標準的ですので、数学と英語の記述問題形式の参考書を国立レベルまで解けるようであれば問題ございません。知識情報・図書館学類は英語長文になります。英語の和訳から内容説明まで筑波大学の2次試験レベルになっております。問題のテーマは覚えておくようにしましょう!

《面接》
情報科学類と情報メディア創成学類は個別面接になります。他学類と同様に志望の動機や高校時代の活動を話せると良いです。また数学の口頭試問や英語スピーキングを課される場合もありますので簡単に対策しておくことを推奨します。知識情報・図書館学類はグループ面接(ビブリオバトル)となります。ビブリオバトルとは好きな本を他者に推薦するにあたって論理的かつ具体的に説明し、他者が読みたいと思う1冊として推挙されるようにする弁論大会だと思ってください。

医学群1(医学類)

医学群・医学類の推薦入試は、二日間に渡って開催されます。1日目は「小論文(1)」と「小論文(2)」と「適性検査(1)」、2日目は「適性検査(2)」が行われます。計4つの試験から構成され、特に1日目は朝からずっと試験が続くので他の学類に比べて体力的な負担が重いかもしれません。

《小論文》
「小論文(1)」では英語長文と数学の問題が出題されます。また、「小論文(2)」では、化学・物理・生物の問題が出題され、この中から2つ選択して回答します。これらは前期一般入試と同等の難易度となっています。ですので、普段の受験勉強を続け、推薦入試過去問で形式に慣れておくといった対策が有効です。

《適性検査》
「適性検査(1)」はSCTという心理検査が行われます。こちらは筆記式の検査です。不完全な文章が示され、それをどのように完成させるかによって受験生のパーソナリティを図るものとなっています。内容だけでなく、用紙からはみ出して書いているかどうか、というようなところからも適性を判断される可能性もあるでしょう。落ち着いて取り組むことが重要です。

「適性検査(2)」は個別での面接が行われます。まずは志望理由や高校時代頑張ったことなどを聞かれますので、医師として活躍する自分の姿を思い浮かべて言葉にしたり、高校時代の活動を整理しておきましょう。これら、基本的には前期一般入試の適性検査と同じような傾向となっています。

医学群2(看護・医療科学類)

看護学類と医療科学類の推薦入試は、2日間に渡って開催されます。1日目は「小論文(1)」と「小論文(2)」、2日目は「面接」が行われます。

《小論文》
看護学類の「小論文(1)」では日本語の文章を読んで自分の意見を述べる問題が出題されています。一般的な小論文対策と過去問演習を積むことで十分に対応可能でしょう。「小論文(2)」では英文を読んで、同様に自分の意見を述べる問題が出題されています。前期一般入試二次試験で出題される英文とレベルは変わりません。普段の勉強で英語力をしっかり鍛えておきましょう。

医療科学類の「小論文(1)」では英文を読んで和訳や内容説明を行う問題が出題されています。こちらも前期一般入試二次試験で出題される英文とレベルは変わりません。筑波大受験にむけた普段の英語学習で身につく英文読解力で十分対応可能です。しかしながら内容は科学的なリテラシーを求められるものですので、意識して理系の英文長文読解問題を選んで解いておくとより効果的です。「小論文(2)」では日本語の科学的な論文を読んで問題に答えることが求められます。受験生は、生物学や化学にまつわる論文の内容を理解できる能力があるのかを測られます。化学式を書くような設問から、論文を受けて何を考え、自分ならどのような研究を計画するのかを記述する思考力を問うものまでさまざまな出題がなされます。これらに対応するためにおすすめなのが、講談社のブルーバックスシリーズ。高校生にもわかりやすい科学の概説書も多いのです。興味のある分野のものを読んで、自分の考えをまとめておくと小論文対策につながるはずです。

体育専門学群

体育専門学群の推薦入試は、2日間に渡って開催されます。1日目は小論文と実技検査、二日目は面接が行われます。

《小論文》
健康やスポーツ、公衆衛生に関する日本語の文章を読んで意見を述べるという形式です。保健体育の教科書を読みこみ、自分の考えを深めておくとよいでしょう。また、一般的な小論文対策と過去問演習で、小論文の書き方に慣れておいてくださいね。

《実技検査》
体操競技、ダンス、陸上競技、水泳、ハンドボール、バレーボール、バスケットボール、サッカー、ラグビー、硬式野球、テニス(硬式)、卓球、バドミントン、柔道、剣道、弓道。以上から出願時にひとつ選択してください。自分が取り組んできた得意競技以外で検査を受けた場合は、追加での面接を受けることもできます。

検査は基礎的な内容から実践的な内容の試験まで行われることが考えられますが、どれも落ち着いて取り組んでください。なぜなら、実技検査を評価する先生方は全国レベル以上の指導者の方々だからです。これまで積み上げてきた競技力を発揮すれば、正しく判断してくださります。ですので、不安になりすぎる必要はありません。

小論文対策や一般入試を見据えた共通テストなどの対策も並行していくなかで、体力を落とさないよう、これまでの部活動等で行ってきた練習を続けていきましょう。ただし、ケガだけはないよう、無理ない練習を心がけてくださいね。

《面接》
まず、志望理由、将来の目標や夢について質問されます。ここで話した内容を深掘りされる場合もありますので、自分の競技経験や今後の展望を明確に言語化しておきましょう。

また、スポーツや保健に関する話題を提示され、意見を述べさせられることもあります。スポーツや保健に関する時事問題を調べておき、自分の意見を話す練習をしてみましょう。小論文対策にも繋がる対策になると思います。

芸術専門学群

芸術専門学群の推薦入試は2日間に渡って開催されます。1日目は二度の実技検査、2日目は面接が行われます。

《実技検査》
午前と午後、それぞれ異なる実技検査を受検する必要があります。

午前中は「論述」と「鉛筆デッサン」から、出願時にひとつ選択します。「論述」は芸術に関する日本語の文章を読み、200字で要約してから800字で自分の意見を述べる問題が出されます。午後は「論述(鑑賞)」、「論述(デザイン構想)」、「デッサン(木炭又は鉛筆)」、「平面構成」、「立体造形(手を含むモチーフの造形)」、「書」から、出願時にひとつ選択します。

芸術専門学群の推薦入試の試験時間は他の学類に比較して長いです。集中力との勝負になってくるかもしれません。とはいえ、普段から作品と向き合っていると思いますので、時間いっぱい、選択した自分の得意分野で力を出し切ってみてください。

《面接》
事前に提出していた書類をもとに、志望理由や将来の夢について質問されます。あなた自身のことについて追加で聞かれることもありますので、自分の経験や今後の展望を明確に言語化しておきましょう。また、芸術に関する最近の話題を提示され、意見を述べさせられる場合もあります。アートやデザインに関する本を読んだり、時事問題を調べ、自分の意見を持っておきましょう。

筑波大学 推薦入試の合格発表とその後の手続き

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筑波大学の学校推薦選抜(推薦入試)の受験後は、合格発表をお待ちください。合格発表と合格された方の動き方について解説します。

(1)合格発表

心理学類を除く合格発表は12月2〜3週目に発表があります。心理学類は共通テストの点数も加味されますので、2月上旬に最終発表となっております。合格発表は当日の午前10時(心理学類は午前9時)に筑波大学アドミッションセンターHPにて掲載されておりますので、ご覧ください。合格発表当日に速達で合格通知書が送付されます。学校長にも受験結果が通知されますので、学校への報告は不要です!

(2)入学手続き

合格された方の入学手続きを行う期間は定められています。入学手続期間は合格発表から1週間以内となります。郵送及びインターネット出願登録サイトから入学手続きを行うことができます。期限は短いため、急いで手続きしてください!

また入学前・入学後の授業料として、支払うべき料金は以下の通りです。

入学料:282,000円

授業料:535,800円

保護者様の収入やご家庭の状況に応じて奨学金支援制度や授業料免除を受けることができます。詳しくは筑波大学にお問い合わせください!

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まとめ

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