【定額制は廃止!今年から筑波大学宿舎(寮)の暖房代が変わります】
最近、朝晩は冷え込むことが多くなってきましたね。もうじき布団から出るのが辛くなる季節です。
つくばの冬は、とても寒い。なめてはいけません。とても寒いです。
でも安心して下さい。いま宿舎(寮)に住んでいるみなさんは、部屋に暖房が備え付けられています。良かったですね。
このくせ者の宿舎暖房についてはおいおい書くとして、今回は学生宿舎管理事務所からのお知らせをお載せします。
定額制だった、暖房代の徴収制度が変わります
今まで、宿舎の暖房代は共益費に含まれていたため、特に気にすることはありませんでした。
ところが、燃料費の価格高騰により、安定して暖房を運営することが難しい状況になっているそうです。
燃料費は価格が大幅に変動することがあるため、共益費を一律値上げするのも得策ではない、ということで、今年の12月から「燃料費調整費制度」を導入するのだとか。
燃料費に応じて暖房代が変動
「燃料費調整費制度」では、暖房代を次のように算出します。
1、宿舎全体で暖房の運営にかかった金額から、初めに共益費として払った金額を差し引いた分を「燃料費調整費」とします。
2、月ごと(暖房が稼働する12月〜3月)に、1日時点での入居者数とその月の暖房日数で割ったものを、一人一日あたりの燃料費調整費とします。
3、その月の入居日数に応じて、足りない分は徴収し、余った分は返還されます。
燃料費が安ければお金が返ってきますが、逆に高ければ余計にお金をとられるというしくみですね。
調整した費用の徴収と返還は、退去時に精算して保証金から差し引かれるか、保証金とともに返還されるということです。
対象とならない棟もあります
個別の空調設備があるため、今回の制度の対象とならない棟もあります。ご確認くださいね。
・追越宿舎 25〜27号棟
・一の矢宿舎 6、8、36〜38号棟
・春日宿舎 3号棟(留学生会館)
損するの、得するの?
学生宿舎管理事務所による資料によると、昨年度いっぱい宿舎に住んだ場合を想定した年間負担額は、「5,867円」ということでした。
一方、一般単身用の場合だと共益費は年間で「81,960円」。
この金額が、共用部分で使用する光熱水費、暖房費、修繕費、人件費などにあてられます。
暖房費にあてられる金額がどの位の割合を占めているのかが分からないため、損するのか得するのかは微妙なところですね。
年ごとに燃料費がどう変動するかにかかっていると言えそうです。
個別暖房ならいいのに・・・
なぜ一見面倒な制度がつくられたのかというと、宿舎が一斉暖房のためです。
暖房が入る期間、時間は全て決まっており、調節はできません。
そのため、自分が外出している間に入る暖房代も払わなければなりません。
さらに、長期休みはほとんど宿舎にいないという人が、ずっと宿舎にいる人と同じだけの暖房代を払うのも、理不尽な気がしてしまいます。
実際、暖房が入っている時間に部屋にいる時間の方が短いくらいなのではないでしょうか?
環境にだって良くありませんよね。
一部の棟では、個別空調の整備もなされているようです。その棟は今回の制度の対象外になっています。
他の棟も、早く個別空調を取り付けて欲しいものですね・・・。
筑波大学学生宿舎管理事務所公式HP:http://www.meikei.or.jp/shukusha/index.html