こんにちは!つくいえ事務局の上野です!
筑波大学は一体、どの程度の入試難易度なのか気になりませんか?旧帝大学でもなく、早慶でもない、でも難しいと言われている大学の一つでありますよね。どの大学と同レベルなのか、穴場学類なのかを一斉調査して見ました!受験を考えている学生から、1. 2年生も必見の内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください!
筑波大学とはどんな大学なのか?
歴史や特徴
筑波大学は、本拠地が茨城県つくば市にある日本の国立大学。現在(2024年)の学生数はおよそ1万5000人。日本の主要な総合大学の一つで、筑波キャンパスは北海道大学に次いで日本国内で2番目に広い単一キャンパス。早慶などに比べて劣っていると言う人もいますが、一般的には入ることができれば高学歴だと言われています。また、世界最先端の研究も数多く行っており、筑波研究学園都市の中心的存在となっています。
その大元を辿ると、それは戦前の1872年に設立された旧師範学校。教員の養成を目的として設立されました。その後、筑波大学は1973年に 「開かれた大学」「新構想大学」として設立され、2023年に開学50周年を迎えました。その創立は日本で最も古い大学の一つです。設立当時はキャンパスが分散していて物議を醸したために、筑波学園都市への移動がされて現在のキャンパスに至ります。そのため筑波大学設立時に、本部のキャンパスは学園都市の中心である茨城県つくば市に置かれました。
筑波キャンパスとは別に東京キャンパスもありますが、こちらは社会人を対象とした夜間の大学院が中心です。 教育については、幅広い学問分野をカバーしていて、人文・文化学群、社会・国際学群、人間学群、生命環境学群、理工学群、情報学群、医学群、体育専門学群、芸術専門学群、総合学域群の10の学群(マレーシア校にのみ学際サイエンス・デザイン専門学群があります。今年開校したばかり!)と大学院があります。国際化の取り組みも積極的に行なっていて、日本で数少ないスーパーグローバル大学のトップ型指定校の一つでもあります。もちろん留学生の受け入れにも非常に積極的であり、英語で開講される授業も多いです。
筑波大学の偏差値(難易度)
現在、筑波大学の偏差値は55〜65程度。国公立大学だと神戸大学、九州大学、大阪大学、名古屋大学などと近い偏差値です。
※私立大学は国公立大学と必要科目が違うため、比較不可。
同レベルの難易度を持つ大学
学群 | 同難易度の大学[学部]の例 |
人文・文化学群 | 東北大学[文学部・法学部] お茶の水女子大学[文教育学部] 横浜国立大学[経済学部] 神戸大学[経済学部] 九州大[教育学部] 北海道大学[文学部] 東京外国語大学[言語文化学部] |
社会・国際学群 | 東北大学[法学部] 名古屋大学[法学部・経済学部] 九州大学[法学部] 東京外国語大学[国際社会学部] |
人間学群 | 大阪大学[外国語学部] 東京外国語大学[国際社会学部] |
生命環境学群 | 神戸大学[理学部] 鹿児島大学[歯学部] |
理工学群 | 千葉大学[理学部] 横浜国立大学[理工学部] 神戸大学[工学部] |
情報学群 | 大阪公立大学[理学部] |
医学群 | 北海道大学[医学部] 神戸大学[医学部] 熊本大学[医学部] |
総合学域群文系 | 九州大[経済学部] 東北大学[教育学部] |
総合学域群理系Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 広島大学[医学部] 大阪市立大[工学部] |
体育専門学群 | 神戸大学[国際人間科学部] |
芸術専門学群 | 東京芸術大学[美術学部] 東京学芸大学[教育学部] |
※総合学域群は他の学群とは違い、「総合」の名の通り分野を限定しない学群なのと、体育専門学群・芸術専門学群は同じような系列の学部を持った大学が少ないので参考までに。
合格難易度の低い学群・学類
偏差値で言うと、学群では生命環境学群が、学類では生命環境学群の生物資源学類、医学群の看護学類、理工学群の物理学類一番低いです。この辺りが一番受かりやすいとも言えるかもしれません。偏差値の低さを狙って受験する人も多くなるため倍率は高くなりますが、偏差値自体は低いのでそれなりの実力があれば受かりやすくはなります。というのも、生物資源学類に関しては、生物資源の歴史は古いですが、比較的最近になって注目されるようになった分野で、まだ他と比べれば注目が少ないのも入りやすくなる理由かもしれません。また、定員も生物資源学類の中で一番多いのも生物資源学類で、その定員の多さも受かりやすくなる理由でもあるかもしれません。
看護学類に関しては、割とどの大学でも偏差値は低い傾向にあります。定員は多くはないですが、学問として看護学の難易度はそんなに高くないのかもしれません。物理学類に関しては、残念ながらどうして偏差値が低くなるのかわかりません。逆に、最も入りづらいのは学群としては社会・国際学群、学類としては人文・文化学類の人文学類、社会・国際学群の社会学類、医学群の医学類、人間学群の心理学類です。総じて医学部医学科の偏差値が高いのは感覚的に納得ですよね。
筑波大学に受かる人の特徴
偏差値
例年筑波大学に受かる人の高校時代の偏差値は、筑波大学の偏差値と照らし合わせるとおおよそ 50〜60程度 と言えるでしょう。とはいえ、それよりも偏差値が低くても頑張り様によっては全然伸ばせる範囲なので、偏差値が低くても諦めないでやることをやり続けましょう!
勉強スケジュール
では、勉強スケジュールはどのような感じになるでしょうか。筑波大学に受かるために必要な総勉強時間が2000時間程度だと言われております。高校2年生の冬、ちょうど一年後に共通テストを控えた時期から勉強を開始したと仮定して計算すると…勉強時間は週に2300時間程度、仮に週一で休み日を作ると仮定して1日に換算すると、1日に約5時間半〜7時間程度となります。
ちなみに、勉強時間を1日に6時間以上取ることはお勧めできません。どうしてもそれ以上勉強したくても、8時間以上はやってはいけません。なぜかというと、そんなに勉強に追われると疲れますし、ストレスも溜まりますし、余暇の時間がなくなりますし、体調も崩しやすくなるからです(この記事の筆者も連続の模試・勉強のしすぎで体調を完全に崩してしまったことがあります)。
つまり、受験勉強は遅くとも1年前から始めておけ、と言うことです!じゃあそれより遅く始めた or 高3の夏なのにまだ勉強始めてない! と言う人は無理なのか?というと、そんなことはないです!ただし、それ相応の努力は必要ですので頑張りましょう!
勉強サイクルを回す
そして、勉強の合間の休憩も非常に大切です。お勧めは、25分勉強→5分休憩 または 50分勉強→10分休憩 のサイクルを繰り返すことです。「ポモドーロ」とも呼ばれています。タイマーをセットしてこのサイクルを回していると、「いつの間にかたくさん勉強できていた」というような状態を作り出すことができます。
休憩時間にやることのおすすめ3選
①自然の中で散歩をすること
②目を閉じてリラックスすること
③体を動かすこと
です。スマホは間違ってもやってはいけません。スマホを見ていると脳は休憩できないからです。特に、休憩中にSNSを見る行為は特にやってはいけません。また、人間が一番幸福を感じることのできる自由時間は平均で「1日2時間」です。学校があると厳しいかもしれませんが、夏休みなどの長期休暇では「毎日2時間程度の余暇を取る+週一程度のオフ日に外で遊ぶ」のがお勧めです。
さらに、当たり前ですが記憶の定着然り、健康的な生活には睡眠時間が不可欠です。少なくとも6時間以上は必ずとり、できれば8時間以上とりましょう。ショートスリーパーかどうかは遺伝子で決まっています。一部にはいますが、ごく僅かなので自分がショートスリーパーであると信じて少ない睡眠時間で生活するのはやめましょう。睡眠時間が少ないと肌も荒れますし、気分は晴れないし、頭の回転も遅くなるので「百害あって一理なし」です。学校があるとこの通りにはできないですが、夏休みや共通テスト直前の冬休みは、1日の中で『6時間程度の勉強+合間に挟む充分な休憩時間+2時間程度の余暇+食事や風呂など+8時間以上の睡眠』というスケジュールが理想です。
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筑波大学受験の勉強のコツ3選
①共通テスト対策はしっかり!
国公立大学なら割とどこでもそうですが、共通テストと個別試験の合算で評価されます。もちろん共通テストで若干失敗しても2次の個別試験で挽回することは可能ですが、共通テストでいい点が取れると2次試験受験次の余裕にも繋がります。その余裕が良い結果をもたらしてくれることも多々あります。
さらに、2次試験がよくできる人は総じて共通テストもいい点を取れる傾向にあります。そのため、「共通テストでいい点を取れた!」と思っていても意外とボーダー(合格可能性50%ライン)とあまり変わらないこともよくあります。筑波大学ほどの難関国公立大学ともなるとなおさらです。2次試験または共通テストのどちらかばかりに気を取られずに、共通テスト対策もしっかりやりましょう。
共通テスト対策と2次試験対策は背反ではなく被るところもありますので、「共通テスト対策をやっていたらそれが2次試験対策にもなっていた」と思えるようなことをやる(逆も然りですよ!)と効率を高められるのでおすすめです。
②英語対策は重点的に!
英語はとても大事です。
共通テストでもリーディング・リスニングを合わせて200点もありますし、2次の個別試験でもほぼ全ての学群試験で大きな点数比率を占めています。ですから、英語を得意科目にできればかなり全体的な点数を確保しやすくなり、その分合格に近づくことができるわけです。
さらに、筑波大学では入学してからも英語の授業はあります。1年生で全学群学類必修です。「苦手な英語をその他の科目でなんとかカバーして受かることができた!」みたいなことができても、入学してからの英語の授業で躓いて単位を落とす…なんてことがあるかもしれません。入学してから苦労しないように、英語は得意科目にする勢いで勉強しましょう。また筑波大学は国際的な取り組みも精力的に行っていて、留学のサポートも手厚いので、英語が得意であれば留学が楽しくなること間違いなし!
③高校からの勉強の積み重ね
勉強は、日々の積み重ねが大事です。1日に10時間やれと言われれば難しいですが、1日10分を2ヶ月続ければそれを難なく達成できます。先程も述べたように、遅くとも高校2年の冬には受験勉強をスタートしないと受験直前に無理して詰め込むことになり、体にも良くありません。「塵も積もれば山となる」という諺があるように、1日に少しずつでも勉強を積み重ねていけば、いずれはそれが大きな結果となって自分に戻ってくるでしょう。
ではどうすれば逃げたい自分を律して勉強ができるのか?
それは、「未来の自分が誇れるように」行動すること」です。あなたが今やっている行動を未来の自分が見て誇れるでしょうか?
例えば、やるべき課題を後回しにしてゲームをする自分を未来の自分が見たら、その姿を誇れますか?
(※使いようによってはゲームで頭を鍛えることはできます)
夜更かしをして翌日の調子が優れない自分を未来の自分が見たら、誇ることはできますか?そう考えると、自ずと答えは見えてくるはずです。
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