【筑波大学にあるのは「学生寮」ではなくて「宿舎」。その違いとは】
みなさん、こんにちは。
全国有数の研究学園都市である、茨城県つくば市に位置し、全国トップクラスの研究レベルを誇る筑波大学。
毎年、遠方からも多くの学生が入学してきます。
そんな学生たちに向けて、筑波大学の学内には4つの地区に分かれた「学生宿舎」があります。
一人分の部屋は狭く、設備も限られているなど不便はありますが、月々1万5千円程度の破格の家賃と、学内に存在するため通学が非常にしやすいことが魅力です。
さて、つくばビギナーの方の中にはこの「学生宿舎」を「学生寮」と混同している方が多いようです。
しかし、実際の筑波大学の宿舎は、「寮」という言葉から連想されるイメージとは全く異なるものです。
今回は、筑波大学の宿舎を「寮」と呼ばない理由をお教えします。
1 食事がない
寮というと「朝晩の食事が出される」というイメージがありますが、筑波大学の宿舎ではそういう制度は一切ありません。
住民は、各自の部屋や共用スペースで自炊するか、コンビニやスーパーで買うか、外食するかしています。
辛うじて、平砂学生宿舎の共用棟には「平砂食堂」という食堂がありますが、料金は普通にかかるので学食の一つというような感覚です。
2 門限がない
寮では「夜11時まで」のような門限があることが多いですが、筑波大学の宿舎では特にそういうものはありません。
深夜に帰ってきても、外泊しても、逆に引きこもっていても、咎める者はいませんので安心してくださいね。
3 寮母さんはいない
寮に帰ったら、「おかえりなさーい」と寮母さんが笑顔で出迎えてくれるかもしれませんね。
しかし、残念ながら筑波大学の宿舎には寮母さんはいません。
各棟には単身部屋が無機質に並んでおり、共用棟の事務室に行ってもそこにいるのはたまにいじわるな事務員さんだけです。
寮母さんにほんの少し近いかもしれない存在が、各棟(ただし改修棟のみ)に数人入居している「コミュニティーリーダー」さんです。
宿舎に入居するのは基本的に1年生ですが、コミュニティリーダーは1年間宿舎生活に耐えぬ気、抽選を勝ち抜いた2年生です。
彼らは宿舎に入居したてで不安いっぱいの1年生の相談に乗ってくれる存在です。
慣れないうちは、頼っても良いかもしれません。
4 部屋は一人部屋
寮というと、何人かで一部屋に住むイメージがありますが、筑波大学の宿舎は基本的に一人部屋です。
ですので、同部屋の子との確執でストレスに苛まれるということはないでしょう。良かったですね。
一方、一の矢地区には基本的に2年生以上が住む2人部屋もあります。
毎年秋頃に入居者を募集しており、倍率も低いので、一緒に住みたい子ができた場合は検討してみてはいかがでしょうか。(同性に限ります)
結論:筑波大の学生宿舎は、寮というよりは団地に近い
周りに筑波大生しか住んでいなくて、やたら部屋が狭くて安い学内の集合住宅、ぐらいに思っておくと良いでしょう。
筑波大学の学生宿舎が「寮」ではないということ、お分かり頂けましたか?
これからは、みなさんの周りで宿舎を寮と言っている人がいたら、実態を優しく教えてあげてくださいね。
つくいえでは、今後も筑波大学の学生宿舎に関する情報を発信していきますので、どうぞご覧ください!