あこがれの筑波大学での生活・・・しかしそれは想像を超えるものであった・・・!
筑波大生の朝
筑波大生の朝は特殊である。
彼らの生活リズムは日本の標準時間がもとになっているのではない。
そう、いわゆる「筑波時間」がもとになっているのである。
筑波時間では時はゆっくりと流れている・・・様に感じるのである。
おかげで朝の8時30分が7時30分くらいに感じちゃうのである。
ある意味近代化の中で我々が見落としがちな、
「時間のゆとり」というものの表れなのかもしれない。
体感する時間はゆっくりながれていも、時計の針は残酷に進むものだ。
気づけば1限目開始まであと5分とかはざらである。
そのため朝は授業開始ギリギリの時間でアパートを出る人が多い。
バスがあるが大学近辺に住んでいる者が多いため、
生徒は自らの車両を使うことになる。
ある者はママチャリに乗り、
ある者はロードバイクを駆る。
さらにはダッシュで登校するという強者もいる。
それぞれがものすごい勢いでアパートを、宿舎を飛び出していく。
だがこれはスタートに過ぎない。
ここから彼らは戦場へと赴くのだ。
朝の通学ラッシュへと・・・
魔の通学ラッシュ・アワー
某ネット掲示板などでは
「筑波大学の朝は中○みたい!」
というコメントが書き込まれているという。
が、決してこれは嘘ではない。事実である。
先ほども書いたように、自転車で通う筑波大生は多い。
しかも、これが筑波大生の大半の生徒に当てはまるとなると・・・
あとのことは想像しやすいだろう。
去年、このブログで載せた写真があったのでここに載せておくが
こういうことになる。
決して合成写真ではない。フォトショなども使ってはいない。
あと、決して文化祭だからとかでもない。
これがラッシュ・アワーの時の筑波大学なのだ。
この写真ではわからないがこの通路の先もこんな感じになっているのは言うまでもない。
おかげで夏は暑さで倒れそうになる。というか倒れる。
移動でくたくたになった後の講義は居眠り生徒で埋まるほどである。
先生も察してクーラーを入れるように事務室に頼んでくれることもあるが、
まだ使えないとか訳の分からない取り決めがあるとかで
結局つけてもらえないなんてこともしばしばある。
異常な広さの筑波大学
自転車で混雑するのはわかったと思う。
しかし、だったら早起きすればいいだけではないのか、
と疑問に思うだろう。
一理ある。
だが、キャンパスの広さが異常であることを忘れてはいけない。
ざっくり言えば、筑波大学は
横に1キロ、縦に4キロのびたキャンパスである。
端から端までの移動は自転車なら普通15分くらいはかかる。
ちなみに授業と授業の合間の休憩時間が15分。
この休憩時間が多少前後するにしても、
場合によっては授業終了時間は伸び、
さらに朝のラッシュ・アワーに続いて教室移動のための渋滞が起こるので、
最悪授業に間に合わないというケースもしばしば報告されているという。
これがテストの日に限って起きると完全な悲劇である。
教室移動で遅刻する可能性があるとか、
この大学を設計した人と文科省はいったい何を考えているんだ・・・
超混雑ランチタイム
授業も終わっていよいよ昼食である。
しかし、まだ油断はできない。
もう察している方が多いと思うが、
通路が混むのだから食堂も混むに決まっている。
特に早い者勝ちの数量限定の定食とかはすぐになくなる。
食べたいなら命を懸けろと言わんばかりである。
あきらめて弁当を買ったりして外の芝生で食べたりする生徒も多い。
ちなみに芝生で食べる生徒は芝充とか言われたりするとかないとか。
リア充にかけた言葉なんだろうか。
一人で弁当食べてたらボッチ以外の何物でもない気がするんだが。
なんやかんやで一日が終了して・・・
やっと平穏な時間が訪れるのは全部の授業が終わってから。
一番遅くて18時ぐらいに授業が終わる。
主に理系で、実験がある授業はさらに遅くなるとか。
そのころには当然あたりはもう真っ暗。
これからバイト、サークル、あるいは帰宅する生徒がほとんどだ。
ここでようやく移動や授業の苦痛から解放され、
筑波大生は各々の時間を過ごすのだ。
ある者はサークルで汗を流しさらにへとへとになり、
ある者はバイトで店長に叱られてさらにストレスがたまり、
ある者は吐くほど居酒屋で酒をのみ、そのまま床に就く。
朝から蓄積された疲労が睡眠導入剤となり、
文字通り死んだように眠る。
そして気づいたら朝日は昇り、
時計を見たらもう1限目の授業が始まる5分前。
ふたたび過酷な一日の始まりである。
最後に
なんだかかなり筑波大学のことを悪く書いた気がするが、
事実は事実なので。
こういう大学時の辛い経験とかは
あとあといい思い出になったりすると思うけどね。
もちろんこれがすべてではないよ