筑波大学に入学する/した新入生には是非読んでいただきたいトリビア、いや伝説がある。それはカレーを作ってはいけないという話だ。
さすがの哲学系の先生だけ有り、説得力が満載であり、この話を読んだからにはカレーを1人で作るのをためらわれるかもしれない。なぜ2年生以上にはカレー作りが許されるのか。そういった疑問をわかりやすく、論理的に解説してある。
以下、引用。
昔筑波大の某哲学系教員が新1年生に対して語った、
重要な警告をここで紹介したいと思う。それは何かと言うと、
大学に入って一人暮らしを始めた者は今後1年間、
カレーを作ってはならぬ、ということである。目次
先生によれば、カレーを作ることで精神をやられてしまう人が多いのだとか。
4月はまだいい。新歓春の嵐である。
あらゆるサークルが新入生を獲得しようとキャンペーン中で、
その気になれば毎日のようにいろんなサークルや部活で
ただ飯をおごってもらうことも可能だろう。
周囲もみな、同じ1年生同志友達を作ろうと必死である。
誰とでも明るく仲良く挨拶をする毎日である。5月連休が過ぎて、やや学内は落ち着いてくる。
学食にも飽きてくる。近所の安い店もあらかた回った。
入学当初から一時お留守になっていた自炊を本格化させてみようか。そんな軽い気持ちで、経験の浅い若者が安易に選んでしまうのがカレーである。
ちょっと凝って、ルーを2種類入れちゃうことも簡単である。
もっと凝って、トッピングや具を増やすことも楽しい。
せっかくだからとじっくりことこと煮込んでしまうのも常套手段である。そんなこんなで、1時間以上、下手したら数時間かけて作ったカレーはしかし、
食べてしまえば一瞬である。一瞬で皿が空になる。お代わりしたって同様である。さみしい。むなしい。なんだか急にテレビもつまらなくなった気がする。
そういえば今日人と話していない。
なんだこの虚無感は。
こうしてまた一人、若者が一人暮らしの罠にはまる。
延々ネットに依存するやも知れぬ。
怪しげな宗教団体も、狙ったようにドアをたたきに来る。
カレーさえ、カレーさえ作っていなければ、
アパートの屋根の上を走る夜風の音がこんなに大きいと気づかずに済んだのに・・・であるからして、カレーを作って良いのは、
一人暮らしを一年以上経験し、強くなった2年生以上に限定されるのである。
ちなみに、この記事が掲載されている研究ブログは、研究者のナマの声を垣間見ることができるので面白く、オススメだ。
Satoshi OHTANI – 研究ブログ – ReaD & Researchmap
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