大学生で、友達のいない子は「自分にはコミュニケーション能力がない」と言います。ですが、話を聞いてみると、コミュニケーション能力があるとかないとかいう以前にそもそもコミュニケーションとっていないじゃん、おまえ、と言いたくなるような人がいます。筑波大学生には多いのではないかと、LINEの森川さんもイベントで言っていたことがありました。
コミュニケーション能力が高い低いというのは、野球で言うと、三割打てるか打てないかというような話なので、かなり高度な話題です。そもそも打席に立っていない人間のする話ではないわけです。
よく、自分が話しかけると気持ち悪いと思われるんじゃないか、という人がいます。気のせいです。他人はそんなに気にしてません。いい意味でも悪い意味でも、案外、他人は無関心です。対人が苦手な人はそれを優しさだととらえましょう。
人がたくさんいるところに行くと、頭が痛くなる、と言う人がいます。頭痛薬や(場合によって)抗不安剤を飲みましょう。
人と話をするというのは案外機械的というか反射的行動です。「おはよう」と言うと「おはよう」と返すのは条件反射のようなものです。これは、慣れのようなものなので、まずは、大きな声で、誰がいようがいまいが、少しでも知り合いの人がいるとき、あるいは、知り合いでなくても二回出会った人に対して「おはよう」と言ってみましょう。別に、「こんにちは」でも「どうも」でもいいです。え? 気持ち悪いと思われてるかもしれないって。それなら気持ち悪いと思われていることにしましょう。大丈夫です。その人があなたのことを気持ち悪いと思うなら、その人を踏み台にして、いつか出会える大切な人に、心地よい挨拶ができる準備を整えればいいのです。
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