目次
- 【筑波大学芸術専門学群(推薦入試)合格体験記】
- 受験生時代のあなたのプロフィールを教えて下さい。
- 通っていた予備校(画塾)があれば教えてください。
- 筑波大学を受験した理由(志望動機)を教えて下さい。
- センター試験への入試(受験)対策として、おすすめの勉強法を教えて下さい。
- 推薦入試(受験)対策として、おすすめの対策を教えて下さい。
- 推薦入試(受験)当日はどんな試験・雰囲気でしたか?
- 入試(受験)における不得意科目と克服の対策を教えて下さい。
- 入試(受験)に対するモチベーションが落ちた時に、どうやってモチベーションを上げましたか?
- 筑波大学の入試(受験)全体を通して、もっとこうしておけば良かったと今、感じることはありますか?
- 今の学群・学類に入って良かったと思えることは何ですか?
- 今の学群・学類に入ってギャップはありましたか?
- 筑波大学入学後、特に力を入れている活動はなんですか?
- あなたの将来の夢を教えて下さい。
- 筑波大学を受験する皆さんに熱いメッセージ・アドバイスなどをお願いします!
【筑波大学芸術専門学群(推薦入試)合格体験記】
受験生時代のあなたのプロフィールを教えて下さい。
出身高校:山形県立山形東高校
学部:芸術専門学群芸術学専攻
入学年度:2019年度
入試形式:推薦入試
併願校:なし
おすすめ参考書:鑑賞のための西洋美術史入門リトルキュレーターシリーズ 西洋美術入門 絵画の見かた 日本美術史JAPANESE ART HISTORY (美術出版ライブラリー) (美術出版ライブラリー 歴史編)
部活:美術部
部活の引退時期:6月
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通っていた予備校(画塾)があれば教えてください。
なし
筑波大学を受験した理由(志望動機)を教えて下さい。
受験した理由としては、第一に芸術にも特化した総合大学であることです。芸術に興味があることはもちろんとして、宗教学や哲学といった人文諸科学にも関心があったので学群に隔ての少なく、学際的な筑波大学がとても魅力的でした。また、様々な分野の芸術の制作現場が身近にあることも美術史を学ぶ上で制作者側の視点も学べることができるのもこの学群の面白みでもあります。
センター試験への入試(受験)対策として、おすすめの勉強法を教えて下さい。
最初に言っておきますが、私は推薦入試で受かった緊張感のない状態でセンター試験を受けたのでそこまで参考にしないでほしいと思います。けれどももともと一般入試で受かる!と思ってそれなりに勉強していたので興味がある方は是非読んでほしいなと思います。
一番強調したいのはマークシート方式だからといって早々に対策する必要はないということです。記述ができてこそのマークだと思います。(と先生に言われた) 思い出したことをもう一つ。お存じかと思いますが、センター試験が廃止され「大学入試共通テスト」が始まりますね。私は高校3年の秋ごろそのプレテストを受けました。実験のようなものでしたが、参考になれば。最も印象的なのは資料問題が多いことでした。複数の資料から読み取れることを精査していく感じです。個人的には国語が少し簡単かなと思いました。その代わり(?)数学はクソ難しくて手も足も出ませんでした。英語は会話読み取れることを選ぶ文問題がほとんどでした。時間をかければ解けるけど時間制限がきつかったです。
推薦入試(受験)対策として、おすすめの対策を教えて下さい。
正直、部活でたいそうな成績を残したわけでもなく英検も受けたこともないのでなぜ受かったか分かりませんが、参考になれば。また、美術史に精通した先生がおらず、学校の美術の先生も模範的な書き方が分からない状態で国語の先生もあまり美術に詳しくはなかったので、添削は美術と国語の2人の先生に頼んでいたとはいえほとんど自分で対策をしていました。予備校で添削してもらったという人もいるので私は一例と思って下さい。
まず推薦入試を受ける上で一番重要なのは推薦で受かるつもりをしない心構えだと思います。仮に推薦に落ちてしまったときに備えてすぐに一般入試に向けて動ける準備をしておくことは本当に大切です。とくに推薦受けたいと思っている方は一般のみの方に比べてセンターの勉強時間は減ってしまうので、計画的に準備しておきましょう。私はすぐに勉強に戻れるように試験を受けた週に行われる全国模試に応募して、緊張感を失わないようにしました。
本題に戻ると、実技試験が論述試験(小論文)だったので、対策としては主に美術についての本を読むこと、過去問を実際にやってみることでした。個人的には過去問を通して学ぶことよりも、自分が興味を持った本や美術史についての本を読むほうが学べることが多かったように思います。それぞれについて話していこうと思います。
美術史の勉強について。本当は美術館にいって実物をみるのが望ましいのですが…私は読書が好きだったので本を読んで美術史の勉強をしました。最初は絵画の見方(西洋絵画におけるある程度のルールや画材)について学び、おおまかな美術の流れを掴んでから更に詳しく記載されている本をノートにまとめるなど普段やっている勉強方法とさほど変わらないです。名画とその作者は最低でも100人覚えておくことをお勧めします。多いと思うかもしれませんが、毎日眺めていると自然と頭に入るので無理に覚える必要はないと思います。おおまかな美術史を理解したら自分のお気に入りの画家や時代を決めましょう。そこからより詳しい知識を身につけていきましょう。それだけに偏らず、図書館を歩いてみて、ふと気になった画家の本や面白そうなテーマの本、子供向けの名画を解説した絵本、好きな画家のインタビュー記事など分野に囚われずに読むのも楽しいですよ。また普段の授業で受ける現代文の評論も参考になります。余力があれば芸術学の本も開いてみてください。私は1年で100冊を目標にしていました。
過去問を解くことついて。美術についての小論文は少々特徴的です。なぜかというと一般的な小論文の書き方に当てはまらないからです。結果として私の小論文の論理展開は“結論→結論を証明する事例→結論のまとめ直し”というシンプルなものになっています。ここで結論を証明する事例について述べると、美術史の知識はもちろんのこと、様々な分野の知識を使うこともあること、則ち、自分の学問の引き出しが試されていると思ってください。
最後に伝えたいのは、身の周りに広がる全ての物をなおざりにしないでほしいということです。魅力的なものは意外にも道に転がっていたりします。常にアンテナを張って審美眼を磨くこと。これは合格した今も続けています。
推薦入試(受験)当日はどんな試験・雰囲気でしたか?
当日の試験用紙がいつも使っていた縦書きの作文用紙ではなくマス目のない横書きの用紙だったので、文字を数えながら書くのが大変でした。
雰囲気は教室に4人だけだった(他はどうか知りませんが)ので緊張感はそこまでありませんでした。机の間隔も大きかったので他人を気にせず進めることができました。また暖房が効きすぎて教室はとても暑かったです。遠慮なく脱いで涼しい服装になった方がいいと思います。
入試(受験)における不得意科目と克服の対策を教えて下さい。
私は英語が苦手だったので、めちゃ頭が良い友達から『英語長文問題精講 新装版』という問題集を借りて長文英語の読解スピードを早めました。やり始めて数週間で定期試験の点数がグッと上がったのでこれを2年生のうちにやっておけば…と後悔したのを今、思い出しました。
入試(受験)に対するモチベーションが落ちた時に、どうやってモチベーションを上げましたか?
私は無理に勉強することはせずに、お気に入りの画集や好きな画家のインタビュー記事を眺めてリラックスしたりしました。そうすると勉強していないという罪悪感ではなく、美術の勉強しているんだという気持ちになれました。
あと模試の結果が悪かった時やどうしても勉強ができない時は、友達と互いに悲しい気持ちや悩みを共有したりしました。一人で抱え込まないことが大切だと思います。また帰り道にジュースを飲んだりして、定期的に自分にご褒美をあげていました。
筑波大学の入試(受験)全体を通して、もっとこうしておけば良かったと今、感じることはありますか?
受験科目は社会と数学が1教科のみ選択なので、絞ってしまおうと日本史と数学ⅡBを捨てました。しかしながら捨てても残りの科目の点数は期待していたほど上がりませんでした。逆に捨てたことで変な余裕ができてしまったと思います。普段の勉強を続けておけば良かったと思いました。
また、読んだ本の書評を書いておけばよかったと思っています。文字にすることで頭に定着しますし、見返すこともできるし、文を書く練習にもなります。
また一番苦手だったのが要約問題です。当時は自分で問題を勝手に選んでいたので後回しにしていました。結果的にギリギリになってしまって、本番でも上手く書けなかったので、意識的に要約問題をやっておけばよかったです。
今の学群・学類に入って良かったと思えることは何ですか?
一番は他学群の授業を受けることができることです。自分が興味あることに挑戦しやすい環境が整っています。もう一つは図書館が大きいことです。読みたいなあ~と思っていた本がたくさんあったので嬉しかったです。気になったことをすぐ調べられることもできて良いです。様々な専攻の人と繋がりやすく、友達から刺激を受けることも多いです。
今の学群・学類に入ってギャップはありましたか?
自分が想像していたよりも幅広い芸術の授業を受けることができることです。工芸や総合芸術など自分と違う専攻の先生からも授業を受けることができます。また、他学群の授業を受けやすいと言いましたが、ついていけないことがたまにあります。少し考慮してくれ…と思うこともあります。
筑波大学入学後、特に力を入れている活動はなんですか?
活動…とまでは言えませんが、高校の頃あまり行けなかった美術館に足を運んだり、気になった本を読んだり、自分の気の向くままに動いたりすることをモットーにしています。
あなたの将来の夢を教えて下さい。
出版業に勤めることです。本が好きなので本の制作に関わることができたらと思います。
筑波大学を受験する皆さんに熱いメッセージ・アドバイスなどをお願いします!
これを勉強したい!と具体的で強い意志があれば結果は結びつきます!自分の好きなことを尊重することが大事です!これを読んでくれた人の願いが叶うことを祈っています。拙い文ですが、ありがとうございました。