こんにちは!つくいえ編集部です!
今回は筑波大学の図書館を紹介します!結論からお伝えすると、筑波キャンパスには4つの図書館があり、それぞれで蔵書のジャンルや数が異なっています。本記事では、筑波キャンパスの図書館の外観、蔵書のジャンル、閲覧スペースの座席数やコンセントの有無などについて1つずつ紹介します。
目次
筑波大学附属図書館の利用上の注意!
図書館で本を借りたり貸出期間を延長したりする際には学生証が必要です。忘れないようにしましょう。図書館では、基本的に飲食は禁止されています。蓋つきの容器に入れた飲み物であれば持ち込みは可能です。しかし、2020年から飲食スペースの拡大の試行が開始されており、現在は内容物などの制限付きで飲食が可能なエリアも一部あります。詳細は各図書館のカウンターにお尋ねください!
利用環境を守るため、図書館を利用する際は静かに過ごすことがマナーとなっています。ただし、筑波大学附属図書館では、一部で声出しやグループワークが可能なエリアもあります!予約不要で利用できるスペースもありますが、確実に利用したい場合には、はやめに予約しておくことをおすすめします。とはいえ、基本的には静かな利用が求められているので、限られたエリア以外での私語は慎みましょう。利用者同士が快適に過ごせるよう、マナーを守って図書館を利用しましょう!
筑波大学の各図書館をまとめてみた!
筑波大学の図書館には、それぞれ違った特徴があります。今回はそんな4つの図書館の設備や特徴について詳しく紹介していきます!
中央図書館
筑波大学といえば、この場所が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか? 石の広場の目の前に位置している大きな図書館です。筑波大生であればほぼ確実に見たことがある図書館だと思います。図書館のすぐ目の前に駐輪場スペースがあるのがありがたいですね!
中央図書館のここがポイント!
筑波大学附属図書館の中でも、蔵書数・広さともに最大の規模を誇ります。令和3年度時点での蔵書数は約193万冊です。ジャンルも幅広く、他の図書館はそれぞれの専門に特化していますが、中央図書館は幅広いジャンルの専門書がそろっています。
筑波キャンパスの中心部分に位置しているため、アクセスもしやすく空きコマなどに気軽に利用できるのも特徴ですね。2階入り口にはスターバックスが併設されており、こちらも人気です!
中央図書館の開館時間
平日8:30-22:00
休日9:00-20:00
※長期休業中など、開館時間や開館日が異なる場合があります。詳細な開館スケジュールは筑波大学附属図書館ホームページの開館カレンダーで確認ができます。
本のジャンル
中央図書館には基本的にすべてのジャンルの資料が揃っています。5階建てで、本館と新館に分かれており、各階でジャンルが異なっています。
5階:自然科学系の図書・雑誌
4階:社会科学系の図書・雑誌
3階:人文科学系の図書・雑誌
2階:新着図書・学生用雑誌・新着新聞・本学関係資料・視聴覚資料・授業関連必読図書など
1階:旧東京教育大学蔵書・1969年以前の雑誌・古典資料など
5階 | 自然科学など |
4階 | 社会科学など |
3階 | 人文科学など |
2階 | 本学関係資料など |
1階 中2階 | 貴重図書 新聞 雑誌 大学紀要など |
施設・設備
令和4年度時点で、中央図書館の座席数は1142席、利用者用のPCは154台を備えています。中央図書館の座席には一部を除きほとんどの座席にコンセントとライトが備え付けられています。椅子の座り心地は普通です。また、音出しのレベルがエリアによって細かく定められています。とにかく静かに本が読みたい・PCを利用した学習がしたい・会話を伴うグループワークがしたいなど、その日の気分に合わせて利用ができますね。
また、図書館自体が広いため、座席数も多く、設備も充実しています。大学院生や教員が利用できる研究個室や、グループワークにおすすめのセミナー室は他の図書館と比べて数が多いのが嬉しいポイント。展示に仕えるギャラリーゾーンや約1万冊の貴重書をそなえた貴重書庫・貴重書展示室など、珍しい設備もあり、自習や読書以外でも楽しめそうですね。中央図書館のラウンジでは、軽食に限られますが食事も可能です。声出しも可のスペースなので、友だちとのグループワークや勉強の息抜きにおすすめです!
体育・芸術図書館
ペデストリアン沿いにありますが、意外と通り過ぎてしまう場所にあるので、馴染みが無い方も多いかもしれません天久保池側のそばを通って5C棟に向かう手前、坂を上ってすぐのところにあります。蔵書数は約27万冊(令和3年度)、筑波大学では2番目に規模の大きい図書館です。
体育・芸術図書館のここがポイント!
3階に広い閲覧スペースがあります。自習にも最適です。
1階から4階まで、たくさんの体育・芸術分野の関連資料が揃っています。専門資料が多く、展覧会目録やオリンピック関連資料などのコーナーが設けられているのも面白いですね。体専や芸専の授業でレポートを執筆する際には役立つこと間違いなしでしょう!
ちなみに、実は筑波大学で一番古い図書館は体育・芸術図書館なんです。中央図書館ではないのはなんだか意外ですね。
体育・芸術図書館の開館時間
平日8:30-22:00
休日10:00-18:00
※長期休業中など、開館時間や開館日が異なる場合があります。詳細な開館スケジュールは筑波大学附属図書館ホームページの開館カレンダーで確認ができます。
本のジャンル
前述のとおり体育や芸術分野の資料が蔵書のほとんどを占めています。
各階にある資料のジャンルは以下の通りです。
4階 | 体育に関する資料など |
3階 | 芸術に関する資料 新書など |
2階 | 新聞 視聴覚資料など |
1階 | 芸術に関する資料など |
施設・設備
令和4年度時点での座席数は369席、利用者用PCは62台が備えられています。体育・芸術図書館には、携帯電話利用ボックスがあります。図書館といえば静かに利用するのがマナー、通話なんてもってのほか!というイメージですが、この携帯電話利用ボックスでは図書館内での通話も可能です。ガラス張りで、見た目は道端にある電話ボックスに非常に似ています。急な連絡にもすぐに対応できるのでありがたいですね!中央図書館同様、セミナー室・研究個室も備えられています。
医学図書館
医学食堂の隣にあります。医学群の方以外はあまり行かない場所かもしれません。
医学図書館のここがポイント!
医学書はもちろん、実は医学書以外の本(新書や雑誌)も充実しています。
追越・平砂エリアからも近い図書館です。ホームページから申し込めば、中央図書館や図書館情報図書館の本を取り寄せて医学図書館で受け取ることもできます。忙しくて中央図書館に行く機会がない…という宿舎住みの学生でも、このサービスを使えば比較的近くにある医学図書館で本を借りられるのは手軽でありがたいですね!ちなみに、椅子の座り心地が最も良い図書館もおそらくここです!(笑)
医学図書館の開館時間
平日8:30-22:00
休日9:00-22:00
※長期休業中など、開館時間や開館日が異なる場合があります。詳細な開館スケジュールは筑波大学附属図書館ホームページの開館カレンダーで確認ができます。
本のジャンル
医学書はもちろんのこと、医学書以外の本(新書や雑誌)も充実しています。椅子の座り心地が最も良いのはここでしょう。
追越、平砂から最も近い図書館はここ!
施設・設備
令和4年度時点で座席数は354席、利用者用PCは74台を備えています。医学図書館は医学群以外の方にはなじみのない場所にあるためか、中央図書館などに比べて座席が空いていることが多いです。研究個室やセミナー室、コピー機(蔵書のコピー用)、両替機なども揃っています。医学図書館の蔵書数は17万冊を超えており、他の図書館と比べると少し規模は小さめです。1階はほとんど医学書ですが、2階には新書や自然科学、哲学の本や週刊文春などの雑誌があるのも特徴的です。
図書館情報学図書館
春日エリアにある図書館で、旧図書館情報大学の図書館です。建物の外からはわかりにくいですが、中に入るとガラス張りの部屋にコンピュータが並ぶラーニングコモンズが目印です! すぐ横に図書館の入り口があります。
図書館情報学図書館のここがポイント!
情報分野や図書館にまつわる専門書が揃っています。しかし、それ以外の分野の本も幅広く取り扱っています。公立図書館などと比べると劣りますが、小説などの文学作品や新書も所蔵されているのが特徴です。
図書館情報学図書館の開館時間
平日8:30-22:00
休日10:00-18:00
※長期休業中など、開館時間や開館日が異なる場合があります。詳細な開館スケジュールは筑波大学附属図書館ホームページの開館カレンダーで確認ができます。
本のジャンル
各階にある資料のジャンルは以下の通りです。
2階 | 人文・社会・自然など全般 |
1階 | 情報学・図書館分野の本 |
施設・設備
令和4年度の時点で、座席数は254席、利用者用PCは42台を備えています。図書館情報学図書館の閲覧スペースは一部を除き多くの席にコンセントとライトが備えつけられています。座席数は他の図書館より少ないですが、比較的空いていることが多いので席の取り合いになることはほぼないでしょう。蔵書数は26万を超えており、情報や図書館分野の本以外にも、自然科学や社会科学などの各分野の書籍や雑誌が多く置かれています。
筑波大学附属図書館ホームページ「Tulips」を活用しよう!
ところで、筑波大学附属図書館ホームページTulipsはご存じですか?実は、筑波大学の図書館を利用するうえで役立つサービスが満載!Tulipsを利用することで、さらに図書館を有効活用できるかもしれません。
なにができるの?
Tulipsにはさまざまなサービスがあります。ログイン不要でそれぞれの図書館の蔵書を検索することが可能です。貸し出し状況や予約状況を見ることもできます。そして、借りたい本を見つけたら、マイページにログインすることで本の予約や取り寄せをすることができます。授業で紹介された本を読みたくても人気でなかなか借りることができない…なんてときでも、Tulipsを使って予約しておけばあとは通知が来るのを待つだけなので安心ですね!マイページから借りている本の貸出期間の延長も可能です。ただし、すでに貸出期間が終わって延滞している場合は延長ができません! いつまで借りていていいのか、きちんと確認しておきましょう。
また、研究個室やセミナー室などの施設も、Tulipsのマイページから予約することが可能です。予約は先着順になるので、使用する予定ができたらはやめに予約しておくことをお勧めします。
つくばリポジトリ
つくばリポジトリは、「筑波大学で生み出された研究・教育成果(学術論文・博士論文・研究報告書・教材など)を永続的に蓄積・保存し、インターネットを通してどなたでも無料にアクセスできるように公開する学術コンテンツデータベース(引用:つくばリポジトリ)」です。
筑波大学発のさまざまな研究を、インターネット上ですべて無料で見ることができます!
筑波大学のレベルの高い研究成果やその内容について、いつでもアクセスできるのは嬉しいですね。授業のレポートの参考文献を探している際などにも利用可能です。とはいえ、あくまで公開されている論文や報告書は筑波大学発の研究に限られるので、求めている分野や内容のレポートが見つからないことももちろんあります。頼りすぎるのも要注意です。
筑波大学図書館に関するマメ知識!
筑波大学の図書館について、意外と知らない豆知識やよくある疑問をまとめてみました!
学生証を忘れてしまった!図書館は利用できない?
学生証を忘れても入館は可能です!カウンターで声を掛けると、必要書類への記入(名前や学籍番号などを名刺サイズの紙に書く)と引き換えでバッヂが渡されます。これを身に着けることで入館できます。ただし、本の貸出や延長は学生証がないとできません。本の返却は学生証がなくても手続き可能です。
筑波大生じゃないと図書館には入れないの?
実は、筑波大生でなくても図書館に入ることができます!カウンターで声を掛けて名前や住所などを記入すると、バッヂが渡されます。これを身に着けると入館が可能です。
このやり方では入館はできても本を借りることはできませんが、館内の見学だけでなく本を閲覧することももちろん可能です。
筑波大学に所属していない方でも、研究、調査及び学習の目的で図書館資料の貸出を希望する場合は本の貸出が可能な場合もあります。学外者貸出利用証の発行が必要になるため、もし本を借りたいという方は条件や手続きなど、こちらよりご確認ください。
今日が返却期日なのに開館時間中に図書館に行けない!どうしたらいい?
そんなときはブックポストを利用しましょう!筑波大学図書館全館にブックポストが設置してあり、24時間いつでも本を投函することで返却が可能です。図書館の閉館後に投函した本は、翌日の開館時に回収されますが、返却日は前日で処理されます。そのため、返却日を1日過ぎてしまっていても、図書館の開館前にブックポストに投函すれば延滞ペナルティを受けなくて済むのです。ブックポストは図書館の開館中も利用できます。急いでいて時間がないときでもさっと投函するだけで返却できるのはありがたいですね。
また、返却期日が過ぎていない場合であれば、Tulipsのマイページから貸出期間の延長もできます。ただし、その本に予約が入っていない場合に限ります。
最後に
いかがでしたか?筑波キャンパスには専門分野の異なる4つの図書館があります。専門書を探している方、家で勉強に集中できない方は是非利用してみてください!
今後も筑波大学の施設やイベント情報を、筑波大生専門アパート情報サイト「つくいえ」では発信し続けます。ぜひ耳寄り情報を検索せずに受け取りたい方は、つくいえ公式LINEを友だち登録してくださいね!
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