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【体育専門学群合格体験記】勉強の方が得意!?入りたい学群と自分を分析し、効率よい戦略を立てて成功させた話【筑波大学受験生応援メディア:一般前期入試編】

つくいえ編集部

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  • つくいえ編集部

目次

筑波大学受験生時代のあなたのプロフィールを教えてください

学群・学類:体育専門学群

入学年度:2017年度

入試形式:一般受験(前期試験)

併願校:早稲田大学スポーツ科学

文理:体育会系

受験時のステータス:現役

名前:中井遥(掲載可)

出身高校(正式名称で):東京都立国立高等学校

高校偏差値:74

高校での成績順位(席次):下の方

高校卒業時の内申点(5段階平均):4くらい

おすすめ参考書:過去問

所属:女子バレーボール部

部活の引退時期:12月中旬(3月に退部)

補足情報:全国大会で2連覇しました

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受験共通で大事にしていたもの(あなたの受験哲学を教えてください)

私は、明確に合格したい大学を一つ決めて、その大学に合格するための対策を練ることが一番大事であると考えています。もちろん併願を受けないということではなく、他の大学でも使えるセンター試験の科目の選択や併願校対策も必要であると思いますが、その比率を間違えてしまうと本当に臨んだ結果が残らないと私は思います。入りたい大学の対策を効率的にすることが一番の近道であると思います。

なぜ他の大学ではなく、筑波大学の受験をしましたか?

私は大学ではスポーツについて勉強したいと思い、その中で国立でスポーツ系の学部があるのが、筑波大学でした。さらに、私が最も興味を持っていたスポーツトレーナーという仕事に関する勉強や研究は筑波大学が最も盛んであったからです。実家である東京からも比較的近く、場所的にもよかったということも理由の一つです。

筑波大学の志望動機(受験した理由)を教えてください。

高校の部活動の顧問の先生と関わったことにより、スポーツに対する興味を持つようになりました。しかし、自分自身は運動が苦手で勉強の方が好きだったので、勉強や知識でスポーツを頑張っている人の役に立てるようになりたいと思うようになりました。筑波大学体育専門学群は、実技はもちろん、研究の面でも全国トップクラスです。身近にトップレベルのスポーツ選手がいて、研究も盛んで、大学院にも進みやすいことから、私の理想に最も近い大学でした。

(センター試験入試(共通テスト)を受けた人のみ)センター試験への入試(受験)対策として、どんな対策をしていたか具体的に教えてください。

私は問題集や過去問などの実践が中心の勉強をしていました。2次試験は小論文以外筆記試験はないので、センター試験に特化した勉強をしていました。各科目の特性(時間との勝負、問題数が多い、最初の方の問題の方が難しい等)を把握し、その中で自分の課題を明確化し、それに合わせた方法で勉強していました。ただ覚えるのが苦手なので、間違えた問題のみを覚え直して、新たに暗記するための勉強はしないようにしていました。

推薦・AO/AC・二次試験(前期・後期・総合選抜)・編入学の入試(受験)対策として、どんな対策をしていたか具体的に教えてください。(芸専・体専の方は実技対策をご記入ください)

小論文は保健の教科書から出題されるので、保健の教科書を読み込んで、キーとなる部分を自分でまとめて覚えていました。あとは、体育進学センターで出されている過去問と予想問題をやりこみました。実技試験は、基礎体力づくりやスキル練習は学校で個人で行い、試験対策は体育進学センターの授業をとっておこないました。また、受験科目の選択も相談することをおすすめします。わたしは、中学までバスケットボール、高校からバレーボールをしていたのでその2種目でおこないましたが、1種目のみをおこなってきた人にとっては経験がないと判断が難しいと思います。授業をとらないにしても、模擬試験は受けておいた方がいいと思います。一回経験しているかそうでないかでは本番の安心感が違うと思います。

入試(受験)における苦手科目と克服の対策を教えてください。

私は社会や理科などの暗記科目が苦手でした。興味がわかない分野に関してはなかなかやる気がでなかったり、なかなか頭に入ってこなかったりして苦労しました。そこで、問題演習をたくさんやって間違えたところやわからなかった所のみを覚えなおすようにしていました。知っているところまで勉強し直すとどんどんやる気がなくなってしまうので、問題演習と答え合わせ、克服を繰り返すやり方が私には合っていたなと思っています。

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入試(受験)に対するモチベーションが落ちた時やモチベーションの維持のために、どんな工夫をしましたか?

私はすぐ休憩したくなってしまうので、やりたいときは集中して机で勉強し休みたくなったら完全に休憩するのではなく、英語の曲を流してみたり英単語に目を通しながらテレビを見たり勉強の計画を立てながら家族と喋ったりしていました。オンオフをはっきりしたほうがいいと聞くこともありますが、私は一度オフにしてしまうとオンにするのが難しいのでこのような方法をとっていました。また、勉強に集中できなくなってきたときは妹に対して自分が勉強したことを教えることで、勉強したことを整理したり着実に勉強が進んでいることを実感することができたりしました。

通っていた予備校(塾)があれば教えてください。またなぜその塾を選んだか、実際に通ってみての所感など教えてください。

センター試験対策として東進に通っていました。私の場合は実技試験のために運動も行っていたので、自分の好きな時間に必要な科目だけ勉強できるのがとても合っていました。また、得意科目は自分で勉強したかったので、苦手科目に絞って授業を受けていました。また、集中できないときは自習室に行って勉強していました。実技試験対策は、体育進学センターに通っていました。自分の受験する種目のみを受講して対策を練っていきました。また小論文の対策も体育進学センターの授業でおこっていました。

筑波大学受験当日に宿泊したホテル(宿泊先)についてお聞きします。あなたの宿泊したビジネスホテルの良かった点、気をつけた方がいい点も合わせてお答えください。

私は予約したのが遅かったので近くのホテルは埋まっていて、土浦駅前のホテルに泊まりました。近くのホテルを予約するためには早めに予約することをおすすめします。私は母親と一緒に宿泊したので、不安は少なくリラックスして受験できたと思います。お金や荷物の心配をすることもなく、親と何度も忘れ物やスケジュールを確認して、安心して受験が出来ました。また、2次試験は筆記試験が少ないので最終の追い込みをする必要がなかったこともゆっくりできた理由の一つです。

筑波大学受験当日にどのような交通機関(バス・タクシー・親の車など)を使っていましたか?またおすすめのポイントや困った点も合わせてお答えください。

バスがおすすめです。バス停の名前を見れば自分の行くべき施設もわかりやすいですし、バス停にはだいたい地図があるので道に迷いづらいと思います。また、受験当日はバスの本数も多くなり安心して乗ることができます。たくさん受験生が乗っているので、1人よりは安心できると思います。

推薦・AO/AC・二次試験(前期・後期・総合選抜)・編入学の入試(受験)前日・当日はどんな試験内容で、どんな雰囲気でしたか?

1日目は、小論文と第一種目の実技試験で、2日目は第二種目の実技試験でした。小論文は保健の教科書からの内容で、指定された内容を限られた字数の中に収める必要があります。実技試験は最初に中央体育館に集められて、そこから種目ごとに誘導して頂き移動しました。服装は自由で必要な道具は自分で用意して忘れないようになくさないように保管してください。試験内容は毎年少し変わりますし、人数や施設、雰囲気なども種目によって異なります。私が受験したバレーボールは人数が少なく、基礎スキルを一通りおこなって評価して頂く、バスケットボールは人数がとても多く、各種目の回数や本数で点数がつけられました。

筑波大学の入試(受験)で、もっとこうしておけば良かったと今、感じることはありますか?

正直あまりありません。対策は万全にできていたし、ストレスなく受験を終えることができました。しいて言うのであれば、併願校の対策はそんなにしなくて良かったかもしれないなと思いました。確実にいける併願校は受験せずに併願校も1つに絞って勉強しても良かったなと今になっては思います。

【体育専門学群】に入って良かったと思えることは何ですか?

トップレベルのスポーツを経験できたこと、トップレベルのスポーツ選手と知り合うことができ話ができたことです。自分が見たこともないような世界でスポーツをしてきて実力がある人たちかたくさんの刺激をもらいました。また、体育の授業一つとってもレベルが高く専門性も高くてとてもいい経験になりました。さらに、部活動に打ち込めたことも大きな経験となりました。部活といっても中学や高校とは違って自主性がありマネジメントや分析も自分たちでおこない、将来もスポーツを続けるような人たちと練習でき結果を共有できた経験は人生にとって大事な経験の一つとなりました。

【体育専門学群】入って受験期と比較してどんなギャップがありましたか?

思った以上にスポーツのレベルが高く、国立とは思えませんでした。どの部活も結果を残していてそれが当たり前のようになっているのは異常であると感じました。そして他の学部の人たちはその事実を知らないことが多く、体育会系の部活には基本的に体育専門学群の人しかはいらないイメージがあります。勉強の面では、推薦と一般で大きく差がありすぎて、推薦には難しく一般には簡単すぎるということが起きてしまいます。受験で勉強してきた人と入学前もずっと運動をしてきた人では学力に差が出てしまうのはしょうがないと思いますが、とても驚きました。

筑波大学入学後、特に力を入れている活動(部活・サークル・学生団体・研究など)は何ですか?

私は、3年の3月まで女子バレーボール部に所属していました。週6日練習をしていて部活中心の生活でした。練習のならず、マネジメントやデータ分析などプレー以外にもやることがあり、部活動以外の活動はほとんどしていませんでした。体育専門学群で部活動をしている人は、基本的に部活動中心の生活をしていると思います。

あなたの将来の夢を教えてください。特に筑波大学入学後で夢が変わった場合教えてください。

私はもともとスポーツトレーナーになりたくて筑波大学に入学しました。しかし、部活動が忙しく勉強はほとんどしていませんでした。また、授業の中でスポーツを支える仕事はスポーツトレーナー以外にもたくさんあることを知りました。データ分析をするアナリストや施設管理をする人、コーチやスタッフ、イベント運営などさまざまな関わり方ができると知り、スポーツトレーナーにこだわる必要がないと思いました。現在では、社会人でスポーツをする機会がない人たちに対して何かできたらいいなと思いながらも、まずはさまざまな人たちとのコミュニティを作ることに取り組んでいます。

最後に、今受験で戦っている筑波大学を志望するみなさんに応援メッセージ・アドバイスなどをお願いします!

受験は大学に入るためにするものです。そして大学は、自分のやりたいことを見つけたり将来やりたいことをするために必要な知識やスキルを身につけたりする場所です。受験に合格することが目的なのではなく、大学に入り自分のやりたいことをするための手段なのです。だからこそ、大学生活に目を向けて大学選びや受験をしてほしいと思います。切羽詰まったり悩んだ時こそ、将来の大学生活を思い描いてみてください。ぜひ、頑張ってください。

 

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