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【数学類合格体験】塾無用!学校フル活用して合格する話【筑波大学受験生応援メディア:一般前期入試編】

吉田峻

吉田

  • OB
  • 筑波大学 生物資源学類

目次

筑波大学受験生時代のあなたのプロフィールを教えてください

学群・学類:理工学群 数学類
入学年度:2017年度
入試形式:一般(前期)
併願校:早稲田大学教育学部、同志社大学理工学部
文理:理系
受験時のステータス:現役
名前:Aさん
出身高校(正式名称で):岐阜県立斐太高等学校
高校偏差値:60
高校での成績順位(席次):18位/100人中
高校卒業時の内申点(5段階平均):4
おすすめ参考書:青チャート
所属:軽音楽部
部活の引退時期:3年の6月末

受験共通で大事にしていたもの(あなたの受験哲学を教えてください)

受験にあたってもっとも大事なことは「高い目標を持つこと」だと考えています。担任との進路相談でそれまで考えていた岐阜大学よりもかなりレベルの高い名古屋大学を勧められたことが転機でした。「目標がないと動く気力がない」という自分の性質と向き合い、とりあえず名古屋大学のレベルに打ちのめされてみて、腐ることなく食らいついていったことが自分の合格における鍵でした。「自分のレベルを上げておけば将来の選択肢が増える」ことを忘れないでください。

筑波大学の志望動機(受験した理由)を教えてください。

正直、これが学びたいなどといった理由はありませんでした。自分の学力と照らし合わせ、合格率や学部(学類)を考えた時に最も行きたかったのが筑波大学でした。決め手となったのは入試問題の難度のちょうどよさとネームバリューです。高校時代最も得意だった数学Aの確率分野の問題が出ないという欠点はありましたが、特に支障となりませんでした。

(センター試験入試(共通テスト)を受けた人のみ)センター試験への入試(受験)対策として、どんな対策をしていたか具体的に教えてください。

国語数学英語に関しては問題を解く速さが重要で、最後まで解き切るためのコツをつかんで練習するしかありませんでした。国語は必要な情報がどこにあるか、数学はどの計算テクニックを使うか、英語はどうすれば最後の問題まで余裕を持って読み切れるかを身につければあとは(ほぼ)ワンパターンです。センター形式の問題を解くときはいつも時間を意識して解いていました。
理科と社会については暗記科目なのでとても苦手でした。この問題ならこのデータ、公式、知識を使うといった紐づけの努力をしていましたが、結局最後まで自信を持って解いていけることが少なかったです。こちらは時間を気にせずひとつひとつの問題を確信をもって解けるようになる方が重要だったように思えます。

推薦・AO/AC・二次試験(前期・後期・総合選抜)・編入学の入試(受験)対策として、どんな対策していたか具体的に教えてください

そもそもセンター試験後までは筑波大学の二次試験に向けた勉強をしていませんでした。学校で出た課題と授業の復習に専念し、時間があれば名古屋大学の赤本を解けない解けないと焦りながら見ていました。数学では、参考書などで難関大の入試問題を眺め、面白そうな問題だったら授業では触れない高レベルな問題もついでに解きまくっていました。おかげで筑波大学に焦点を当てる頃には難易度の把握と時間配分の体得、頻出分野で苦手なところのカバー程度しか必要なことがありませんでした。しかし、そもそも問題を解くためには前提となる知識や経験が必要なわけで、その点では1年生のときから授業の課題を根気よく解いていたことが活きたのかなと思います。

入試(受験)における苦手科目と克服の対策を教えてください。

とにかく暗記が下手で、特に化学の無機、有機化学は苦労しました。自分は問題を解く中で必要な知識を得て、この問題はこう解けばいいなと身に着けていったのですが、効率は悪かったように思えます。しかし、数学においてはそれぞれの式に導出の方法があったので、導出方法を覚えてかなりの頻度でそこから持ってきて使っていました。例えば1+(tanx)^2=~~は、(sinx)^2+(cosx)^2=1の両辺を(cosx)^2で割れば出るとか、三項間漸化式の特性方程式として二次方程式を解くのはa(n+1)+p*a(n)=q*(a(n)+p*a(n-1))とするためのp,qを求めるために二次方程式の解と係数の関係を使っているとか、そういった知識を積み重ねていたので実質的な暗記量は少なかったです。逆に、化学でもそういったつながりや背景を見つけていれば効率よく暗記できていたかもしれません。

入試(受験)に対するモチベーションが落ちた時やモチベーションの維持のために、どんな工夫をしましたか?

遊ぶときは遊んでいました。自分自身、やる気の上下が激しいので、勉強に集中できなさそうな日は平日でも軽音部に顔を出して、夕食後に少し寝て、起きたらゲームをして23時、その辺りからやる気が出てきて午前4時まで課題や予習をする。そんな日がよくありました。予習しておかないと小テストで点が取れなくて面倒、授業中に指されたときに答えられずに恥をかく。そんな気持ちだったのでなにもやってないけど寝てしまおうとはなりませんでした。他の人はよく場所を変えて勉強していたようですが、リフレッシュできれば方法はなんでもいいのだと思います。

筑波大学受験当日に宿泊したホテル(宿泊先)についてお聞きします。あなたの宿泊先の良かった点、気をつけた方がいい点も合わせてお答えください。

ホテルニューグリーン御徒町に泊まりました。特に不満も褒める点もなかったですが、つくば駅まで1時間ほどかかり、高校では自転車通学の自分としては長く感じました。ただ、電車の中での周りは同じ受験生らしき人だらけでした。気を付けたほうがいい点は、なにか心の安静を保てる物があったほうがいいということです。前夜は不安と緊張で本当に落ち着きません。自分は入試前日になぜか入ったゲームセンターで取ったぬいぐるみをふかふかして心を落ち着けていました。いつもの枕、部屋の匂い、知識を詰め込んだノートなど、何でもいいと思いますが、そういったものが一つはあると精神的にかなり楽になれます。

筑波大学受験当日にどのような交通機関(バス・タクシー・親の車など)を使っていましたか?またおすすめのポイントや困った点も合わせてお答えください。

宿泊地から徒歩でつくばエクスプレスに乗り、つくば駅からはバスで大学に向かいました。東京周辺に住んでいる人以外は大抵このようなルートだと思いますが、つくば駅から受験会場までの道のりは確認しておくべきです。バスは大量に出ているので乗れないことはありませんが、意外と時間がかかること、小銭を用意しておいた方がいいこと、そもそもどこで降りてどちらに歩くか、ここがわかっているかいないかで不安が大きく異なります。

推薦・AO/AC・二次試験(前期・後期・総合選抜)・編入学の入試(受験)前日・当日はどんな試験内容で、どんな雰囲気でしたか?

前日の日中はリフレッシュに努めました。アメヤ横丁、通称アメ横を散歩して面白そうな店に入ったり、ゲームセンターに入ってクレーンゲームでスライムの大きなぬいぐるみを取ったりしました。前日はじっとしていると不安になってしまうので身体を動かした方がいいと思います。大学は遠かったので下見には行きませんでした。夜間はとても緊張しましたが、勉強はしないと決めていたので解きなれた問題を眺めたりぬいぐるみをふかふかしたりして心を紛らわせていました。
当日のことはよく覚えていませんが、つくば駅でバスに乗って以降、どこに行けばいいのかわからずソワソワしていました。案内は充実していたので周りの様子を見てひとまず目的地にはたどり着けました。

筑波大学の入試(受験)で、もっとこうしておけば良かったと今、感じることはありますか?

入試に関してやり残したことはありません。結果が出せるかがすべての世界で結果が出せたので文句のつけようがないです。しかし、いざ合格した後で何を学びたいか、何をしたいかまで明確になっていれば入試へのモチベーションや、入学後の大学生活の充実につながり、よりよい受験になると思います。

あなたの学類に入って良かったと思えることは何ですか?

数学類は人数が少なく、高校のクラスより少し遠い程度の距離感になります。ただ、全員が「数学をもっと学びたい」という特殊な属性を持っているため、気の合う人は必ずいます。
授業に関しては、実験がないというのがかなり大きな魅力です。他の理系学類が毎週苦しみ、午後の授業をまるまる使った実験のレポートに週の労力の大半を費やし倒れている横をスキップしながら家へ買い物へサークルへと向かうことができます。2年生以降は授業も専門的なものになり、好きな分野が出てくると思います。学びたいものを深く深く学んで数学が強い人になるもよし、サークルなどの趣味に時間をかけるのもよしです。

あなたの学類に入って受験期と比較してどんなギャップありましたか?

入学後は理科3:数学1くらいの割合で理系科目が入り、他にも英語や基礎教養的な授業が割り込んできます。1年生のときは勉強しなくてはいけない範囲が広すぎて頭がごちゃごちゃしました。数学の授業が全然ないので悲しい気持ちになりますが、どこの大学もそんな感じらしいです。当然2年生以降はモリモリ数学できます(させられます)。手を抜かずに乗り越えましょう。

筑波大学入学後、特に力を入れている活動(部活・サークル・学生団体・研究など)ですか?

高校時代に軽音楽部だったのでその延長として軽音サークルに入り、そこで会計業務とweb管理の兼任をしました。100人近い規模のサークル運営に携わり、運営がいっぱいいっぱいになる中で自分の担当範囲の心配を周りにかけないよう、自分の業務に専念していました。ライブとなれば会場(どの教室をつかうか)を押さえるところから始まり、電源の配線、照明器具の配置・調整、ライブ中にいい感じにピカピカさせるなど高校とは段違いの規模にあたふたしながらも自分たちのライブを作り上げ、自分も演奏者として楽しんじゃうなどしました。どのサークルにも言えますが、サークルはやりたいことを思い切りやれる場です。大変なことも悩むこともありますが、それ以上に楽しめます。

最後に、今受験で戦っている筑波大学を志望するみなさんに応援メッセージ・アドバイスなどをお願いします!

筑波大学は本当に暮らしやすいです。ちょっと田舎でちょっと街な、のんびりした時間が流れる場所で、大学内外を問わずどこでも少し座って景色を眺める時間がとても好きです。少し足を伸ばせばショッピングモールもおいしいラーメン屋もあり、行こうと思えばいつでも東京に行けます。大学には多くの学類があるため、サークルに行けば何を勉強しているかわからないひとから何を言っているのかわからない人までたくさんのよくわからない人がいます。そんな人たちからもらえる考え方や打ち込み方はたくさんの刺激があり、自分の勉強に繋がってしまうことさえあります。今はとにかく勉強勉強の生活だと思いますが、大学生の楽しい姿も少しだけ調べてみてください。いろんな大学を考慮してください。そんな中で少しだけ、筑波大学をひいきしてみてください。

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