こんにちは。つくいえ編集部です!
受験生の皆さんは、毎日の勉強が大変。学校からの課題もあるし、自主的な勉強もしなくてはいけない…。一体どのくらい勉強すればいいんだ!?と思うこと、ありますよね。
今回は、そんな悩みを解決するために筑波大学に合格するのに必要な勉強時間についてお話しします。
目次
大まかに言って必要な勉強時間ってどのくらい?
一般的に、筑波大学に受かるための総勉強時間は2000時間と言われています。
ちょうど一年後に共通テストを控えた高校2年生の冬から勉強を開始したと仮定、週一で休み日を作るとして計算すると…
1日に約5時間半~7時間程度!
ただし、毎日こんなに沢山勉強できるわけではないですし、学校から余計な課題を出されることもあるのでもっと早くから始めておくのが賢明でしょう。英単語や古文単語、理科や社会の暗記事項は志望校が決まる前からできることなので、そういうところから早めに始めておきましょう!
文系学群の合格に必要な勉強時間
ここでは、一般的に前期試験を受ける場合を考えます。
文系だと、2000時間程度か、計測の仕方によってはそれより少し短い程度でしょう。
なぜかというと、文系だと暗記の要素が大きい社会があるからです。暗記をちょっとした隙間時間で積み上げて、それを計上しないとなると少し必要な時間は減るはずです。もちろん何でもかんでも暗記しようとすると時間が足りなくなるので、重要だと思うところを選別しながら暗記に取り組んでください。
理系学群の合格に必要な勉強時間
理系だと、2000時間よりも必要な時間は少し多いです。なぜかというと、2次試験で受ける数学、理科、英語に加えて共通テストで国語を受けなくてはいけないからです。文系の場合の理科は理科基礎で、2科目あってもある程度覚えればなんとかなるのに対し、こちらは読解力が必要です。しかも、現代文、古文、漢文と3科目もあります。そのうち国語に加えて社会1科目もあります。これは大変ですね…
とはいえ、国語を使うのは共通テストだけ。共通テストの国語は、練習を重ねるうちに問題なれて点数が上がってきますし、選択肢の選び方にもコツはあるので根気強く過去問や模擬問題で練習してください。
体育専門学群・芸術専門学群の合格に必要な勉強時間
体育専門学群・芸術専門学群は特殊です。芸術専門学群では、2次試験に実技試験があり、体育専門学群では、実技試験と小論文があります。これに関しては、机に向かってやる勉強とは大きく違ってくるので勉強時間の観点では一概に言えません。
実技試験の勉強は個人差がありすぎると思うのですが、他の学群のように「共通テストに向けて机に向かって勉強+2次試験のために机に向かって勉強」という「机に向かって勉強」ばっかりしているよりは、「共通テストに向けて机に向かって勉強+2次試験に向けて実技の練習」の方がやることの方向性が違うので心理的な負担は減るかもしれません。
体育専門学群の試験を受ける人は小論文が大変だと感じる人もいるかもしれませんね。小論文の書き方にはある程度お決まりのルールやパターンがあるので、まずはそれを学ぶところから始めてみてください。
予備校は行くべき?
では、「周りの人にも通っている人いるし、塾や予備校は行った方がいいのか?」と思う人もいるでしょう。そこはどうなのでしょうか。
結論から言うと、個別指導なら通ってもいいでしょう!この筆者も、英語と数学は個別指導を受けられるところに通っていました。「集団はダメなの?」と思うかもしれませんが、集団授業はあまりお勧めしません。なぜかというと、原因は受験というものの構造にあります。受験は狭き門です。言うなれば、椅子取りゲームのようなものです。第一志望に入学できる人は限られています。そんな中で、周りと同じ勉強をやっていたらどうでしょうか。当然同じ結果しか出ないですよね。そうなったら合格できる可能性は下がってしまいます。
また、入塾テストなどを使用して同じ程度の実力の人とクラスになったとしても、あくまで他人は他人です。全く同じ実力なわけはありませんよね。そうなると、自分にあった勉強の仕方で進める事ができる個別指導の方がいいわけです。もちろん集団授業はダメなわけではないですけどね。
勉強時間だけに縛られないで!
ここまで散々必要な勉強時間についての話をしてきましたが、勉強時間だけにとらわれて勉強するのはナンセンスです。
なぜかというと、一つは「頑張ってるからこれでいいだろう!」という甘えが生まれてしまうからです。もう一つは、(客観的にではなく主観的に)少ない努力で大きな結果を出すことを目指すべきだからです。
もちろん、全く何もせずに点数が取れるなんてことではありません。ですが、ただ勉強をすればそれでいいなんて思っていると後で肉体か精神どちらかがやられてしまうでしょう。頑張ることだけを目指す勉強は、ごく短期間でないと体調を崩します。
そこで、どうすれば少ない努力で良い結果を出せるのでしょうか?それをここから解説していきます!
知らないと損!少ない時間で結果を出すための勉強法3選
1. 教えるつもり勉強法
人は、アウトプットをするときに最も記憶が定着します。そのアウトプットに最適なのが、「教える」という行為。とは言っても誰かに教えるなんて恥ずかしい!なので、「誰かに教えるつもり」で学んだことを心の中で説明するんです。
また、アウトプットと似た観点でとても重要なのが、「思い出す」こと。次の項目で詳しく説明します。
2. 分散学習
「分散学習って何?」というと、適切なタイミングで復習をする勉強法のことです。「復習が大事なのはわかってるよ!」という人もいるかもしれませんが、多くの人は効率の良い復習のタイミングを知らず、損をしていることが非常に多いです。
効率の良い復習のタイミングは、研究で明らかになっています。それがこちら。
(勉強したその時から数えます)
① 直後
② 同じ日の寝る前
③ 次の日(1日後)
④ 4日後
⑤ 9日後
⑥ …
というふうに、どんどん復習するまでの期間を伸ばしていくのが重要です。「直後にするの?」と驚いた人もいるでしょう。そうです、一回目の復習は勉強した直後にやってください。例えば、理科や社会の授業後には、一回ノートを閉じて頭の中で要点をまとめ、その後ノートを開いて確認しましょう。
この時、「あぁ~思い出せない~悔しい~」という感情を抱くことがとても重要です。悔しいと思うからこそ、次にその感情を味わわずに済むようにと脳が記憶を定着させてくれます。
全く同じスケジュールで復習するのが面倒くさいと思う人には、自動的に復習をリマインドしてくれるスマホのアプリを使うのもお勧めです。App StoreやGoogle Playストアで「分散学習」と調べてみましょう。
「永遠に繰り返すの?」と不安になる人もいるでしょう。実はそうではありません。このタイミング5回連続で正解できればその内容はほぼ覚えられたと断言できるので、5回連続までやれば大体は大丈夫です。
3. ポモドーロ
これは有名なので、知っている人もいるかもしれません。「勉強→休憩→勉強→休憩→…」と、勉強と休憩のサイクルを繰り返すことです。単に勉強して休憩するだけでなく、そのタイミングと休憩時間にすることが重要になってきます。
まずは時間配分について。大まかに2パターンあります。
① 勉強50分→休憩10分
② 勉強25分→休憩5分
の2つです。これは試してみて好きな方を採用して構いませんし、別のパターンでも良いです。筆者は高校時代に「勉強30分→休憩10分」でやっていました。
次に、休憩時間について。
休憩だからといってスマホを触っている人はいませんか!?
ダメです!!!ダメですよ!!!
スマホを使うと脳は休まりません!SNSなんて論外です。
では何をすれば良いのか?というと、疲労をとるという観点も含めてお勧めは
① 椅子に座って目を閉じる
② 自然に触れる
③ 軽い運動をする
の3つです。
まず、目を閉じるのは外部の刺激をシャットアウトして脳を休めるためです。
また、自然は癒しの効果があります。これは、街路樹や観葉植物を眺めるだけでもいいですし、静止画や動画でもOKです。犬や猫などの動物の動画でもいいです。YouTubeで検索してみましょう。ただ、いつも見る遊びの動画は観てはいけませんよ!
そして、ジョギングや散歩程度の軽い運動はリフレッシュになります。きつい運動は逆に疲労が溜まるので避けてください。
筆者のおすすめは、小さい森の中で散歩をすることです。これだと②と③を同時に満たすことができます。
周囲と差をつける!地頭を鍛える習慣3選
単に机に向かって問題を解く、赤シートで隠して単語帳を覚える、そんなことだけが勉強ではありません!
普段の生活でも、勉強に役立つことはできます。例えば、
① ワーキングメモリを鍛える
② 楽器をやる
③ バランスが問われる全身運動をやる
の3つがあります。
① ワーキングメモリを鍛える
人間が記憶するには、短期記憶→長期記憶の順で情報が移ります。短期記憶は別名ワーキングメモリともいい、この短期記憶を司っているのが海馬。これを鍛えれば、当然短期記憶→長期記憶への移行はしやすくなります。
ではどうすれば鍛えられるのか?それが、デュアルNバック課題(DNB)をやることです。なんだそれ?という方のために、どんなものなのか説明します。
DNBは、スマホアプリでやることができるゲーム的なものです。いくつかアプリはありますが、どれでもいいです。
内容は、少し前に出てきた画面の文字や色を覚えて答えること。これが、短期記憶のトレーニングになるのです。ここでこれ以上説明するととても長くなってしまうので、後は実際にダウンロードしてやってみてください!1日一回やるのを継続していくと、だんだんと多く覚えられるようになっていきます。
② 楽器をやる
実は、音楽と脳には密接な関係があります。
楽器をやると、音と体の動きを組み合わせるという行為によって脳が活性化されるのです。ピアノ、ギター、ドラムなど、自分がやりたい楽器をやってみてください。
③ バランスが問われる全身運動をやる
運動は元々脳にはいいですが、その中でも特にいいのがバランス感覚を必要とする運動です。何故かというと、バランスを取るためには全身に注意を向けなくてはならず、これが脳の活性化に繋がるからです。その例としては、器械体操やボルダリングなどがあります。ボルダリングの類では、木登りもあります。
ちなみに、「音と体の動きを組み合わせる」・「バランスが問われる」の両方の観点からみて良い運動は、ダンスです!YouTubeで調べると、痩せる運動、心肺機能を高める運動、など色々あるのでぜひ自分で調べて実践してみてください!
まとめ
大まかには、2000時間程度が必要。ですが、勉強時間にだけ囚われるのではなく、効率と継続可能性も目指していきましょう。受験は長期戦。マラソンのようなものです。最後まで走り抜けられるように、自分のやり方で、自分のペースで勉強を進めてください!
皆さんの合格を祈っています!
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