目次
- 受験生時代のあなたのプロフィールを教えて下さい
- 筑波大学を受験した理由(志望動機)を教えて下さい。
- 推薦・AO試験への入試(受験)対策として、おすすめの対策を教えて下さい。
- 推薦・AO試験の入試(受験)当日はどんな試験・雰囲気でしたか?
- 入試(受験)における不得意科目と克服の対策を教えて下さい。
- 入試(受験)に対するモチベーションが落ちた時に、どうやってモチベーションを上げましたか?
- 筑波大学の入試(受験)全体を通して、もっとこうしておけば良かったと今、感じることはありますか?
- 今の学群・学類に入って良かったと思えることは何ですか?
- 今の学群・学類に入ってギャップはありましたか?
- 筑波大学入学後、特に力を入れている活動はなんですか?
- あなたの将来の夢を教えて下さい。
- 筑波大学を受験する皆さんに熱いメッセージ・アドバイスなどをお願いします!
受験生時代のあなたのプロフィールを教えて下さい
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名前:慶田盛詩音
出身高校(正式名称で):沖縄県立開邦高等学校
学部:社会国際学群 国際総合学類
入学年度:2014年度
入試形式:推薦入試
併願校:なし
おすすめ参考書:特にありません。学校の先生から資料をもらっていました。
所属:器楽部、家庭科部
部活の引退時期:9月、器楽部については合格後3月までお手伝いをしていました。
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筑波大学を受験した理由(志望動機)を教えて下さい。
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私は沖縄出身で、大学は絶対に沖縄から出たいと考えていました。
筑波大学を知ったのは高校に入学して初めての模試のときでした。
模試で志望校を書く欄にとりあえず国際系の学部を書こうと思って筑波大学を書きました。
それから自分が書いた筑波大学に興味を持ち、
調べたことで「この大学に行きたい」という思いが強くなったと今では思います。
受験生になってからはほかの大学と迷ったこともありました。
しかし、担任の先生と両親の「最終的には絶対自分で決めた方がいい」というアドバイスもあり、
受験期でしたが、
オープンキャンパスに足を運び大学の雰囲気と先輩の話も参考に
筑波大学に進学することを決めました。
もともと、大学では言語を学ぶのではなく言語をツールとして
もっと国際社会について知識を深めたいという思いがあったので、
言語だけでなく国際学を専門的に学べる国際総合学類は自分の考えにすごくフィットしました。
また、筑波大学が掲げる「文理融合で学際的に学べる」ことも
幅広く様々なことを学びたいと考えていた私にとって魅力的でした。
沖縄からでて本土の大学で学ぶことは
自分の故郷・沖縄を俯瞰的に見つめなおすことにもつながっているので、
過去の自分の選択は間違いではなかったなと現在は思っています。
推薦・AO試験への入試(受験)対策として、おすすめの対策を教えて下さい。
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*小論文*
昨年度の試験問題は、英語の長文を読んで日本語で書くバージョン、
日本語の長文を読んで日本語で書くバージョンの2種類が出題され、時間は120分でした。
長文を読んで自分の考えをまとめてかなり長い文章を書かなければならないので正直きついです。
(今年も同じかどうかはわかりません。)
私はもともと小論文が苦手だったので夏休みから小論文の対策を始めました。
初めは時間に左右されずに問題文を読んで何を書けばいいのかを明確化
→アウトラインを書く→文章で書くという練習をしました。
慣れてきたら、ストップウォッチを使って時間内に書く練習をとにかく繰り返しました。
私の場合は、学校が終わって家で小論文を書いていたのですが、
夜は家族の雑音が気になって集中出来なかったので、
10時就寝5時起きで投稿する前に朝小論文をしていました。
朝型の人にはオススメです。
国語と英語の教科担任に添削をしてもらって一題につき大体3回書き直しをしました。
小論文を書くペースですが、
英語、日本語ともに週に2回ずつ書いていたので合計4回は書いていたと思います。
国際の英語の小論文は結構単語力が試されると思います。
自分がわからない単語が出てきたときには必ずチェックして単語帳を作ると効率的です!!
*面接*
面接の練習は夏休み後学校が本格的に始まってから始めました。
私は担任の先生だけでなく、個人的にいろんな先生に頼んで面接練習をしてもらいました。
私の学校は先生方が結構協力的で、校長先生や教頭先生とも面接練習をしました。
英語の先生とALTの先生には英語での面接を頼んだのでしっかり対策できたと思います。
また、面接ノートを作ってこういう質問が来たらこう答えるということを
しっかり書いて準備していました。
特に自分の志望動機の中で後から突っ込まれそうな部分は
何を聞かれてもしっかり返せるように考えました。
推薦・AO試験の入試(受験)当日はどんな試験・雰囲気でしたか?
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私の代は推薦入試が二日間でした。
一日目の小論文はみんな緊張感であふれていて私自身もいっぱいいっぱいでした。
しかし、二日目の面接はトイレに行った時や待ち時間で前後の人と交流できるくらい
みんな荷が下りていたので、少しラフな感じだったと思います。
でも、やはり本番は緊張しました。
入試(受験)における不得意科目と克服の対策を教えて下さい。
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私の場合は、とりあえずストイックに自分の決めたノルマをこなしていくしかなかったです。
推薦入試に挑戦する人とは思えないほど私は小論文を書くのが苦手だったので、
とにかく頑張りました。
詳細は推薦入試対策の小論文の欄に書いたので参考にしてください。
入試(受験)に対するモチベーションが落ちた時に、どうやってモチベーションを上げましたか?
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とりあえず、おいしいものを食べる!
そして、同じ筑波大学を目指していた仲間がいたので、
おしゃべりというか筑波大学に入ったら・・・
という話をしてお互いのモチベーションを上げていました。
筑波大学の入試(受験)全体を通して、もっとこうしておけば良かったと今、感じることはありますか?
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なんというか、本当に全力を尽くしての受験、そして合格だったのであまり後悔はありません。
どちらかというと、推薦入試後に一般入試の人たちに負けないように
もっと学力をつけておくべきだったなと現在感じています。
今の学群・学類に入って良かったと思えることは何ですか?
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私が所属する国際総合学類は簡単に言うと「社会学を国際レベルに広げた勉強」をしています。
3年次には国際関係学専攻か国際開発学専攻に分かれるのですが、
一年次の段階では教養として国際政治学、国際経済学、
国際法、国際開発学、国際関係史などを学んでいます。
同時に英語や第二言語、言語コミュニケーション論なども学びます。
また、筑波大学の特徴が「文理融合」ということもあって、
他の学類の数学や生物、化学、日本文化学なども学ぶことができます。
教職もとることができるので、教員になりたい人も学類の中にいます。
国際総合学類はやはり将来国際的に働きたい人たちばかり集まっているせいか
とてもグローバルで、夏休みにいろんな形で海外に飛び出していく人が多いですし、
留学生とのかかわりも比較的多いです。
いい意味で勉強に関しても、友達に関しても、
教授の先生方に関しても刺激をたくさんもらえるところがとても気に入っています。
今の学群・学類に入ってギャップはありましたか?
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オープンキャンパスに行ったことがあるので、あまりギャップはありませんでした。
文字通り、国際的でとても仲の良い学類だと思います。
筑波大学入学後、特に力を入れている活動はなんですか?
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私はESSという英語ディベート・スピーチサークルのスピーチセクションと
TISAという留学生おもてなしサークルに所属しています。
同時に国関棒球という国際総合のメンバーで構成された野球チームのマネージャーもしています。
どのサークルもとても楽しいです。
特にESSでは大会で関東各地の大学を回るので、
他大の友達もたくさんできて先輩たちとのつながりも深いので良い刺激をもらっています。
筑波は沖縄県人会もあるのでそこにも参加しています。
今度、筑波の学祭に県人会でエイサーを披露する予定で楽しみです。
また、私は3組のクラス代表と全代会(大学の学類代表者会議)の
座長団としての仕事もしています。
大変ですが、企画力や運営能力を磨くチャンスだと思って頑張っています。
結構忙しいですが、大学生活でしかできないことばかりなので楽しいです。
あなたの将来の夢を教えて下さい。
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まだ具体的には決まっていませんが、
現時点では沖縄が抱える基地問題を解決するために
多方面からアプローチできる仕事に就きたいと思っています。
大学では都市・文化開発を学んで基地返還後の土地利用について考え、
世界と沖縄をつなぐ人材になれたらいいなと考えています!
筑波大学を受験する皆さんに熱いメッセージ・アドバイスなどをお願いします!
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推薦入試は決して楽な受験方法ではありません。
一般入試の人たちがセンターや二次試験の勉強をしている中で、
一人推薦の対策をしなければいけませんし、何より自分のやりたい勉強が遅れます。
でも、推薦入試は自分の受験する機会=合格するチャンスを一回増やす手段でもあります。
本当に筑波の国際総合に入りたくて一回でも多くチャンスがほしいと思うなら、
時間と労力を割いてでも推薦入試を受ける価値あると思います。
私は高校2年の時に筑波大に推薦入試があると聞いた時から、
推薦入試も受けられるくらい成績を伸ばそうと考えて高校3年間頑張ってきました。
だから、苦手な小論文も朝早く起きて書いたし、毎日放課後残って面接練習もしました。
最後はもう勢いでした。
「ここまで頑張ったから、推薦入試でだめでも悔いはないし、
逆にここまで執着しちゃったから、一般も筑波大受けよう」って感じで。
だからこそ、今筑波大の国際総合にいることがとても嬉しいし、楽しいです。
頑張ったかいがあります。