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【筑波大学大学院 コンピュータサイエンス専攻】少数精鋭のエンジニア集団!? CS専攻高度IT専修プログラムの秘密に迫る!

吉田峻

吉田

  • OB
  • 筑波大学 生物資源学類

みなさんはコンピュータサイエンス専攻博士前期課程の中には

2種類の学生が存在するのをご存知ですか?

ひとつは「一般プログラム」と呼ばれる普通に研究をする普通の院生のグループ。

もうひとつは修士論文を書かなくても卒業できるかもしれないという

「高度IT専修プログラム」という集団がいます。

彼らは、研究をしない院生として日夜システム開発に励んでいるという噂がありますが、

一般的な学生とは関わりがあまりありません。

今回は、そんな謎の集団である高度IT専修プログラムの秘密に迫ってみようと思います!

 

何が違う?“高度IT”

高度ITというのは通称で、実際には

「高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム」

という正式名称がありますが、長いですね…(汗)

CS専攻博士前期課程の入試のときには一般プログラムとして入るか、

高度ITとして入るか、どちらかを選択して出願します。

CS専攻の院生としてはどちらも変わりないのですが、

一般プログラムの修士の学生は、卒業するのにあたって、

30単位が必要になりますが、高度ITの学生は修論を必ずしも書かなくてもよい分なのか、

倍近くの50単位を取らないといけなくなっています。

さらに、高度ITの学生は基本的に研究室にいないことのほうが多いと言われています。

彼らは研究ではなく、それぞれ高度ITの学生の中でグループ分けされたプロジェクトに所属し、

その中でシステム開発を行うPBLという演習を行っています。

講義や演習もそれに関わるような分野の科目が開講されています。

 

PBLとは?

PBLとは、Project(Problem)Based Learningの略で、課題解決型学習と呼ばれます。

決められたテーマの中で問題点を見出して、

それに対して解決策を考えて行動するという自主性の求められる演習です。

高度ITの学生は、1年単位のプロジェクトに参加して、

こうした実践的な演習を行う場を与えられます。

システム開発を行うにあたっては、

お客様に対してシステムを納品するところまでを体験するために、

顧客を設定してその人の期待にこたえるシステムを開発します。

 

今日ITスキルをもったエンジニアを欲しがる企業は多くいます。

その中でITスキルも実践力も身につけた人材は就活にとても有利になることと思います。

 

高度ITの一日

高度ITの学生は、PBLの課題と授業の課題を同時並行していることが多いです。

PBLの課題のために、水曜日と金曜日は全休な時間割になっていますが、

その時間はミーティングやプログラミングに充てられます。

その中で顧客との話し合い、チームでの話し合いなどが行われます。

高度ITの部屋にはホワイトボードがたくさんあり、

いつでもディスカッションが出来る環境が整っています。

 

一方で講義の課題も同時に行います。

前述のとおり、50単位が必要な上に、必修もたくさんあるので非常に充実しています(笑)

演習ではいろんな開発を行う機会があり、

話題のRaspberry Piを使った開発や、Androidアプリの開発などもできます。

 

どうやったら入れるの?

高度IT専修プログラムの学生として入学するには、

出願時に高度IT専修プログラムを選択する必要があります。

一般プログラムとの併願(優先したい方を選択できます)や高度ITの単願が可能です。

(もちろん、一般プログラム単願もできます)

 

高度ITの選抜は情報基礎という筆記試験科目とTOEICの点数、面接で決まります。

一般プログラムの受験時には数学が必要ですが、高度IT単願であれば数学は不要です。

 

定員は30人となっています。

定員割れしている学年もありますが、

一定のレベルに到達していない人は落とされるとの噂があります。

覚悟を持って望みましょう。

 

 

如何でしたでしょうか?

研究よりも実践的な学習がしたい人にとってはうってつけの選択肢になります。

やる気があればどんどん出来る環境が筑波大学にはあります。

大学院に入りたい人は一度考えてみるのもいいと思いますよ!

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