帝国データバンクが大学発ベンチャーの実態調査を分析し、発表している。2012年の売上高を分類して表示した所、1億円未満の企業が360社(構成比67.2%)と7割近くを占め、売上が0.5億円未満の企業が251社と50%近くなった。ベンチャーは急成長し、市場を切り開いていくものであると考えているが、スタート時点では市場が小さかったり、会社の体力がなかったり、研究開発段階だったりと、売上高に結びつくビジネスをしづらい環境であることが分かった。
実際、この調査では創業5年未満の企業の3分の2が赤字であることが判明している。創業10年〜15年未満の企業になると約6割が黒字となるが、生き残れた会社であれば自然とそなるものかもしれない。
ちなみに、我々が気になる、つくば、研究学園都市を持つ、茨城県は16社(同3.0%)で9位に入っている(トップは東京都の145社、次は神奈川県の50社)。中でも最も大きなのが、サイバーダインではないだろうか。つくばエクスプレスで東京に行く時に、本社のロゴを目にした記憶がある人も多いはず。上場も近いと噂されており、証券会社が主幹事証券になるため営業に出向いている姿を見ると言う。