新年あけましておめでとうございます!
つくいえブログでは、今年も筑波大生のみなさんや、筑波大を目指すみなさんに役立つ情報を発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、年が明けてお正月が過ぎましたが、お正月のスポーツといえば何を思い浮かべますか?
さまざまあるかもしれませんが、1月2日、3日に行われる箱根駅伝を連想される方は多いのではないでしょうか!
今回は、箱根駅伝と筑波大学について書きたいと思います。
新年の風物詩、箱根駅伝
箱根駅伝は、東京の大手町から箱根までの道を2日間で10人の選手がたすきをつなぎながら走り、そのタイムを競う大会です。
今年の大会では、青山学院大学が記録的なタイムで史上初の優勝を飾り、話題を集めました!
箱根駅伝にチームとして出場できるのは、関東圏の大学約20校。
10校は前年度の大会で10位以内に入った大学がシードとして出場し、残りの枠は予選会で争われます。
近年、筑波大学は箱根駅伝に出場していません。普通にテレビで応援していても楽しいですが、やっぱり自分の大学にチームとして出場して欲しいですよね。
筑波大学は第一回の優勝校だった!
実は筑波大学は、その前身である東京高等師範などの記録を含むと、なんと箱根駅伝に過去62回出場しています!
これは、全42校の出場校のうち、9番目の多さ。国公立大学では最多で、回数で見れば近年の常連校である明治大や駒沢大、今年の優勝校である青山学院大学よりも多く出場しています。
しかも、1920年に行われた記念すべき第一回大会では優勝しているのです!(当時は東京高等師範)
その後も、往路・復路優勝はそれぞれ2回、シード獲得回数も15回と、初期の箱根駅伝の歴史を語るには欠かせない存在です。
しかし、21年前の第70回大会を最後に、残念ながら近年は出場から遠ざかっています。
なぜ出場できていないのか?
近年の箱根駅伝の出場校をご覧いただければ分かるように、出場しているのはほとんどが私立大学で、国公立大学の名前を見かけることはほとんどありません。
これにはさまざまな理由があるかと思いますが、一つには国立は私立大ほどスポーツ推薦が積極的にできないということがあります。
高校で実績を残した選手は、箱根駅伝に出たいと思ったら常連校に進学したいと思うのは当然ですし、大学側も、箱根駅伝への出場は良い宣伝にもなりますから、強い選手を積極的に欲しがります。
国立では入試の難易度も高いですし、スポーツの実績のみで入学できるということはほとんどありません。選手の獲得の時点で、国立と私立の差はついてしまっているんですね。
また大学入学後も、国立大学では「箱根駅伝」や「陸上部」で特別扱いすることは難しいですから、練習量などの面でも私立大学には敵いません。
初期は出場できていた筑波大も、近年はできていないのは、箱根駅伝が国民的な大会になるのにつれて、私立大学が選手獲得や練習強化に力を入れてきた、ということなのかもしれませんね。
今後、筑波大学は箱根駅伝に出場できるのか?
箱根駅伝に出場するには、毎年秋に行われる予選会を通過しなければなりません。
筑波大は、近年もこの予選会に毎年参加しています。
10年分の予選会での成績は、次の通りです。
大会(開催年) | 参加校 | 本大会出場数 | 筑波大の順位 |
第91回(2014) | 48 | 10 | 21 |
第90回(2013) | 44 | 13 | 24 |
第89回(2012) | 45 | 9 | 24 |
第88回(2011) | 40 | 9 | 26 |
第87回(2010) | 36 | 9 | 29 |
第86回(2009) | 47 | 11 | 32 |
第85回(2008) | 45 | 13 | 35 |
第84回(2007) | 42 | 9 | 22 |
第83回(2006) | 44 | 9 | 18 |
第82回(2005) | 39 | 9 | 18 |
このように、筑波大が予選会を通過するにはあと10校前後のタイムを越えなければなりません。
簡単なことではありませんが、ご覧のように、ここ数年で筑波大は順位を上げてきています。
筑波大の陸上部は強いですし、伝統もありますから、是非このまま順位を上げて、いつかお正月に筑波大のタスキをつなげて貰いたいですね!